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亡くなった人の世話にばかりなってる [音楽・ミュージック]

へんなタイトルをつけたが、実際のところそうなのだ。

音楽を聴くのでも、本を読むのでも、亡くなった作曲家や音楽家や著者のものばかりなのだ。


今朝、「ユーチューブ」を視聴して、やはりテンシュテットは、すごいと感じた。と言うより、マーラーはすごいと言うべきなのだろう。よくこれほど美しい曲を創作できるものだと思う。

聴いたのは、

マーラーの交響曲8番「千人の交響曲」のフィナーレだ。

Mahler: Symphony No. 8, Finale - (London Philharmonic Orchestra, Klaus Tennstedt)
https://www.youtube.com/watch?v=y5aRbgr0m9U

ここまで宇宙を感じさせる曲はない。マーラー自身、指揮者のウィレム・メンゲルベルクに宛てた手紙で次のように書いたという。[ウィキペディア「交響曲第8番 (マーラー)]

“私はちょうど、第8番を完成させたところです。これはこれまでの私の作品の中で最大のものであり、内容も形式も独特なので、言葉で表現することができません。大宇宙が響き始める様子を想像してください[3]。それは、もはや人間の声ではなく、運行する惑星であり、太陽です” “これまでの私の交響曲は、すべてこの曲の序曲に過ぎなかった。これまでの作品には、いずれも主観的な悲劇を扱ってきたが、この交響曲は、偉大な歓喜と栄光を讃えているものです” 

だから、演奏についても「大宇宙」を感じさせる必要があるが、その点でテンシュテットは成功しているのではないだろうか。大成功だと当方は思う。


実は、テンシュテットのワーグナー演奏を聴いて、そこからマーラーに飛んだ。以下は、いまNHK・FMの『N響 ザ・レジェンド』のオープニングテーマ曲として使われているワーグナーの「リエンツィ」序曲。
Wagner Rienzi Overture Klaus Tennstedt London Philharmonic
https://www.youtube.com/watch?v=M2JjnB45D34

これもまた素晴らしい。トランペットパートの取り扱いがとりわけ素晴らしい。これは、サントリーホールで演奏されたもののようだ。生で演奏を聴いた方も大勢おられるだろう。うらやましいかぎりだ。一生ものの財産になっているのではないだろうか。

以下のボックスセットはどちらも所持している。これを聴くとますます。存命中に聴きたかったと思う。


Mahler: Complete Symphonies Klaus Tennstedt

Mahler: Complete Symphonies Klaus Tennstedt

  • アーティスト: Tennstedt, Klaus
  • 出版社/メーカー: Warner Classics
  • 発売日: 2011/05/09
  • メディア: CD



Klaus Tennstedt - The Great Recordings

Klaus Tennstedt - The Great Recordings

  • アーティスト: Tennstedt, Klaus
  • 出版社/メーカー: Warner Classics
  • 発売日: 2011/05/09
  • メディア: CD



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