タカサカモト『自分の頭で考える。それを原点に生きてきた』(週刊女性2024年2月13日号) [生き方・人生]
上記雑誌の「人間ドキュメント」を読む。タカサカモトさんへのインタビュー記事だ。「タカサカモト?高坂元?坂本隆?知らないなあ・・」と読み始める。
自分の時間を生きるということに素直にしたがってきた方のようだ。そうするための苦労もあったようだが・・
次のような見出しが出ている。
*サッカー王国の「天才」との出会い
*夕焼けが見えない都会生活への戸惑い
*「人生で一番見たかった景色」
*メキシコのタコス屋で汗水流した日々
*人生の迷走から一転、ブラジルで「飛び込み営業」
*「子育てこそが夢だった」
*メジャーリーガーにも広がった活動の場
*人生の迷走から一転、ブラジルで「飛び込み営業」 から少し抜粋してみる。
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「自分の時間を生きると決め、その感情に素直に従って生きてきました。ところが次第に世の中の「主流」からズレていき、結局はどこにもたどり着かず、遅かれ早かれ人生に行き詰ってしまうのではないかと、とはいえ4年間、回り道をしてきて、今さらシレッと就職活動をやってしまったら、これまで自分が歩んできた道のりに対する冒瀆ではないかと感じたんです」
考え抜いた結果、リクルートスーツには袖を通さなかった。だからといって明確な道筋が決まっていたわけではない。直美さんとはすでに婚約していたから、何かしらの生活の糧も得なければならない。まさしく「自分の頭で考える」という原点に立ち返らざるを得なかった。そうして迷走を続ける中で、動画の中のネイマールに出会い、半ば衝動的にブラジルに飛んだのだ。
夫婦で移住する計画で、現地で日本語を使える仕事を探したが、うまくいかなかった。そこで思い立ったのが、ネイマールんが所属するサントスFCへの飛び込み営業だった。
形式や前例を重んじる日本とは異なり、海外では行動力で道が切り開ける場合がある。もっともこれは、相手を説得するだけのスキルやアイデア、そして情熱が伴って初めて成立するのだが、タカさんはそれにぴったり当てはまった。
同クラブのスタジアムを見学中に見かけたスタッフらにいきなり声をかけ、自分の思いを熱弁したのだ。
「サントスFCが日本語の公式サイトを開設してくれて、うれしく拝見しました。ところが日本語の間違いが残念ながら散見されます。せっかくの素晴らしい取り組みがもったいないので、修正したほうがいいし、僕なら解決できます」
すると日本に帰国してから1か月後(後略)
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自分の頭で考える時間を与えてくれないのが今の時代ではないか。それはつまり自分のいのちを生かさせてくれないということにちがいない・・など考えながら上記記事を読んだ。
著者の本にも目をとおしてみたいところである。