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「森に行こう」と養老孟司、今井 通子は勧める [自然に親しむ]

ユーチューブを見ていたら養老孟司先生の動画が出ている。

〈養老孟司先生「森とは何か」-2020年1月-〉と題されている。
https://www.youtube.com/watch?v=PRr-zg5u-0s&t=114s

かんたんに内容をまとめれば、「森に行こう」という勧めになる。

が、話はもっと深いところへ行く。すこし長いが、大いにタメになる話だと思う。

タメになる、というのは、健康の為だけというのでなく、生きること全般の為になるの意だ。

そもそも、現代人の規格化された、しかも都会人の生活とは、自然と切り離されたところにあって、そこで滞留できること自体が不自然なのだ。いわば、病気でないと、留まれない世界と言ってイイと思う。

ちなみに、当方は、満員電車で通勤し、デスクワークをするのを想像するだけで、死にそうになる。とても、自分にはできそうにないと思うし、やろうとも思わないし、してこなかった。住んでいるのは、トカイナカ(都会+田舎)の地方都市で、森も近くにあり、街中で(深夜ではあるが)キツネにもタヌキにも出会う。そもそも天真爛漫な方なので病気とは無縁できた。それに対して、義兄は東京での公務員人生を全うしたが、パニック障害で3年以上休職した。今も東京在住で、薬を飲み続けている。
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2020-07-12

以前、NHKラジオ文化講演会で、日本の女性登山家の草分けと言っていい今井 通子さんが、「人生、山登り」という演題で話すのを聞いた。今井さんは、森林浴の効果をそこで話していた。樹木から発生するフィトンチッドという物質の健康効果を示していたのだが、その話も全体を総合すれば、「森(もしくは山)に行こう」ということになると思う。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E4%BA%95%E9%80%9A%E5%AD%90


千変万化する自然の世界に入ると、コンクリートで固められた都会では得られないものを得られる。それは、いわゆる「冒険」となり、どんな危険に遭遇するともかぎらない。青木ヶ原の樹海に分け入ると、一歩踏み出したところが、溶岩のアナだったりするという。そうした周囲の状況を把握するためには、いやおうなく五感を用いるよう促される。森に分け入れば分け入るほど、自分も人間も自然の微小な一部にすぎないことを悟らされる。人間は「万物の霊長」などと構えていても、たいした存在ではないことが分かる。

そうした謙遜な思いを自分自身に対してもつことができるというのは、人間として大きな成長であるように思う。もっとも、その点では、森に足を運ぶまでもなく、天を見上げればすむことかもしれない。
https://wol.jw.org/ja/wol/b/r7/lp-j/nwtsty/19/19#study=discover

以下は、学校で合唱曲として習ったかもしれない曲。

ハイドン オラトリオ『天地創造』(天は御神の栄光を語り)
アダム・フィッシャー指揮 によるもので、
バリトンをトーマス・クヴァストホフ(Thomas Quasthoff)が担当している。
Haydn - Die Schöpfung - Die Himmel erzählen - Adam Fischer
https://www.youtube.com/watch?v=FCGRTpHPAGo

『天地創造』全曲は、以下
https://www.youtube.com/watch?v=xIpSNMQZH9M


Thomas Quasthoff: The Complete RCA Recordings

Thomas Quasthoff: The Complete RCA Recordings

  • アーティスト: Thomas Quasthoff
  • 出版社/メーカー: Red Seal
  • 発売日: 2018/04/27
  • メディア: CD


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%95

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