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新型コロナウイルスは「正しく恐れる」べき 西村秀一氏 語る [健康関連]

朝日新聞(7/11)に、西村秀一氏へのインタビュー記事が掲載された。氏の肩書きは 国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルス疾患研究室長 と長い。要するに西村氏は「ウイルス疾患」の専門家である。

記事のタイトルは「専門家は確率を語れ 新型コロナ」。見出しには「評価不十分 実態と合わぬ対策 過剰な恐怖を広げた」とあるので、全体を読む前から、政府が立ち上げ、突如廃止した専門家会議(正式名称は「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」)への批判的内容だと想像がつく。

実際の記事はネットでも見ることができる。そのURLは以下。
https://www.asahi.com/articles/DA3S14545188.html

ただし、記事全体を読むことができるのは有料会員だけである。もしくは「1か月間無料」購読の登録をする必要がある。

たいへん大雑把にマトメると、「専門家は確率を語れ」。感染の危険性のアル・ナシを語るだけでなく、それがどれほど危険なのかを具体的に示せと主張している。記事の中では、定性的な論議ではなく、定量的に示せという表現がなされていた。

そうした具体的かつ詳細な情報があってはじめて、新型コロナウイルスに対する適正な対応ができる。「正しく恐れる」ことができる、ということだ。ナルホドである。

インタビュアーは、必要以上に恐れている方が、危険から遠く離れていることができるから、より害を被らなくてイイのではないかという問いかけをしているが、それではダメだと西村氏は言う。ウイルス自体による直接の被害ではなく、それ以外の(差別等の)弊害がでることを述べている。

(また、専門家会議の議事録がナイことを述べて、それは政府に言い逃れる道を残すものだトイウことも記されていた)。

たいへん、真っ当な内容であったので、こういう人をこそ、専門家会議に入れるべきではないかと思った。しかし、聞くところによると、こういう直言する人、官僚・政府にとって扱いにくい人は、専門家会議、諮問会議などというところに招待されないのだそうである。黙って言うことを聞いてくれ、話して欲しいことを言ってくれる人が選ばれるのだそうである。廃止された専門家会議の面々を見ると、その顔つきを思い出すだけで、納得してしまうのは当方だけだろうか。

たいへん大雑把に(しかも当方の言葉で)マトメた。どうぞ正確な情報は該当サイトを見ていただきたい。それではじめて「正しく恐れる」ことができる。

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