大江英樹さんが死去 経済コラムニスト [お金のはなし]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE059XH0V00C24A1000000/
経済コラムニストの大江英樹(おおえ・ひでき)さんが1月1日午前5時26分、神奈川県内の病院で死去した。71歳だった。喪主は妻、加代さん。
野村証券で定年まで勤務した後、資産運用やシニアライフ、行動経済学などの分野でコラム執筆や講演、テレビ、ラジオのコメンテーターとして活動した。
「90歳までに使い切る お金の賢い減らし方」など著書多数。
本当に知るべきは「お金の減らし方」?
高井宏章のおカネの教室
https://www.youtube.com/watch?v=_pqumz4Vm3I
100ドルを元手に90日で100万ドル企業を創設するアメリカンドリーム [お金のはなし]
既にユーチューブにアップされて1年経過している。知る人ぞ知るモノなのだろうが、当方は一昨日気づいた。それから、せっせと見て、見終えた。
55歳の大資産家が、正体を隠し100ドルを元手に90日で100万ドル企業を立ち上げ「アメリカンドリーム」を証明する。やる気のある人間が、仲間を集めて、目的に集中すると、「ここまでやるか」という内容だ。
当初、見ながら「フィクションじゃないの」という疑問がつきまとっていたが、事実であるようだ。
いずれにせよ、他人への接し方などアメリカの文化を感じる。以前シカゴで金融先物を創始したレオ・メラメッドと彼を取り巻く人々の様子をしめす番組があったが、メラメッドに全然エラブッタところがないのに驚いた覚えがある。周囲の人もメラメッドを仲間として接している様子がよく伝わってくるものだった。それが、当該番組からも分かる。
(以下は、そのシリーズの「日本語吹き替え版 第1話」)
【億万長者の挑戦】正体隠して1億円稼げ!無一文からの90日間ビジネスサバイバル | Ep1. 起業チャレンジ!覆面ビリオネア
https://www.youtube.com/watch?v=GPFCqo9oZfM&list=PLgMKK0HeoFAWiK7354ESh6XaE3KGgdC2G&index=1
以下は「英語版」
Undercover billionaire s1e1
https://www.youtube.com/watch?v=EBBGmyKzfEo&list=PL1yvgtnMc2jRyyQiKMsHoARJYsxqaq0yY
Glenn Stearns
https://en.wikipedia.org/wiki/Glenn_Stearns
「体中にサンドイッチを貼り付けて空腹を満たそうとするようなもの」とは?
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2023-09-07-2
InteGRITy: My Slow and Painful Journey to Success (English Edition)
- 作者: Stearns, Glenn
- 出版社/メーカー: Forefront Books
- 発売日: 2023/05/23
- メディア: Kindle版
アメリカは成長しているから大丈夫⁇ [お金のはなし]
【投資】株式投資をはじめる子供に教えたこと!アメリカ経済は本当に成長しているのか
モハPチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=fjN-y3gSzG0
GAFAM+テスラ 帝国の存亡 ビッグ・テック企業の未来はどうなるのか?
- 作者: 田中 道昭
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2023/06/12
- メディア: Kindle版
証券会社勤務で気づいた、投資で損失を出す「富裕層顧客」の7つの傾向 [お金のはなし]
https://www.businessinsider.jp/post-275802
「資産形成」に失敗する人の傾向を示しているが、何事かを成し遂げようとする上で失敗する人に共通する傾向に思う。以下、要点だけ抜粋列挙すると・・
1. 投資の「目的地」を決めないで投資をする
2. 短期で利益を出そうとする
3. 周囲の意見に翻弄される
4. 理解できない商品を買う
5. 感情に流される
6. 資産の管理を他人に任せっきりにする
7. お金の勉強をしない
「まとめ」として次のように記される。
ここまで書いてきた7つの習慣は富裕層に限ったものではない。十分に一般投資家にも繋がる事項だ。/ なかにはすぐに改善が難しい事項もあるかもしれないが、時間をかけて改善していって欲しい。また、これらの事項で課題がないと思った方も、今後ズレが生じることもある。定期的にこれらの観点で問題がないか、振り返ってみるといいだろう。
記事は佐藤 彰氏によるもの、以下の本の著者。
“こわい”がなくなる投資1年生の教科書――マネトレ投資法で始める資産形成
- 作者: 佐藤 彰
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2022/12/30
- メディア: 単行本
お医者さまも自分の家計診断はむずかしい・・ [お金のはなし]
以下は、他人のからだの診断はできても自分の家計の診断はむずかしい・・という事例。
58歳医師、貯金5850万円。長男が医学部受験に失敗したら、長女の教育資金が続かない……
https://allabout.co.jp/gm/gc/493242/
55歳からはじめる 長い人生後半戦のお金の習慣 (アスカビジネス)
- 作者: 深野 康彦
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2017/06/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
本当に貯金ゼロの人いますか? [お金のはなし]
そんなことを思いつ検索したら『発言小町』にトピックとして取り上げられていた。
本当に貯金ゼロの人いますか?
https://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/903124/
ちなみに「働かざる者食うべからず」は聖書のテサロニケ人にあてたパウロの手紙の一節で、働かずに他に寄食するような怠惰な習慣のある人をいさめた言葉で、働きたくても働けない障害・事由をかかえた人に対する冷たい言葉ではない。
以下「テサロニケ人への手紙第2 3章6~12節」から引用
6 兄弟たち,主イエス・キリストの名によって指示します。私たちから教えられた事柄を守らず,秩序を無視する兄弟全てから離れていなさい。 7 私たちにどのように倣えばよいか,皆さんは知っているはずです。私たちはそちらにいた時,秩序を無視したりせず, 8 ただで食べ物をもらったりもしませんでした。誰にも経済的な負担を掛けないよう,昼も夜も苦労して働きました。 9 物をもらう権限がないわけではありませんが,皆さんが倣えるように手本を示したかったのです。 10 実際,私たちは皆さんと一緒にいた時,「働こうとしない人は食べてはならない」と命じていました。 11 それなのに,聞くところによると,皆さんの中に秩序を無視している人たちがいて,全く働かず,自分に関係のないことに手出ししているようです。 12 そのような人たちに,主イエス・キリストの名によって命じ,勧めます。人に干渉せずに働き,自分で稼いで得た食べ物を食べなさい。
https://wol.jw.org/ja/wol/b/r7/lp-j/nwtsty/53/3#study=discover
「体中にサンドイッチを貼り付けて空腹を満たそうとするようなもの」とは? [お金のはなし]
日本人の所得はナイジェリア人の25倍だが幸福感は2分の1…「お金が増えても幸せになれない」科学的根拠
PRESIDENT Online
https://president.jp/articles/-/73609
「財産をため込んで幸せになろうとするのは、体中にサンドイッチを貼り付けて空腹を満たそうとするようなものです」
(ロジャー・コーレス デューク大学宗教学教授)
(以下、上記記事からの引用)
つまり、基本的な欲求が満たされた後では、私たちが時間をどのように使うのかが幸せの鍵を握っている、と言えます。本を読む、テレビを見る、友人と交流するなど、幸せな時間を過ごす方が、もっと多くのお金を稼ぐために仕事に時間を費やすよりも、幸福感を高めることができるのです。
もっとたくさん、より良い富を手に入れることが幸せだ、と考える誘惑は、私たちの周囲のいたるところに潜んでいます。商業広告は、素晴らしい車、立派な宝石、大きな家を持つことが、人生に大きな満足を生む、というメッセージを明確に伝えています。
しかし、実証的な研究はこの考えを否定するだけでなく、実際のところ、単純に物欲を追求することには、幸福感を損なう可能性があることを示しています。事実、物質主義が強い人は、人生満足感が圧倒的に低いのです。さらに、物質主義が強い人は、毎日のポジティブ感情の経験が少なく、抑うつ傾向があること、頭痛、背中の痛み、喉の痛みなど、体調不良を多く訴える傾向があることがわかっています9※。
ポジティブ・シフト 心理学が明かす幸福・健康・長寿につながる心の持ち方
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2023/06/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
幸せに生きるコツ(「薄いつながり」)
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2023-08-22
グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない (&books)
- 出版社/メーカー: 辰巳出版
- 発売日: 2023/06/20
- メディア: Kindle版
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2020/09/30
- メディア: 単行本
老後資金「なぜ」「いくら」貯めるべきかちゃんと考えてみた(女性セブン 2023年 9月21日号) [お金のはなし]
p114-117
「2000万円もいらない」はたまた「6000万円は必要」ーー死ぬまでに必要なお金って本当はいったいいくら やみくもに焦って時間と労力をムダにしないためにすべきこと
「ゼロで死ぬ」「貯蓄5000万円の夫婦が財政破綻した理由」ほか、テレビやネットでは老後の資金繰りに関するセンセーショナルなキャッチコピーが踊る。しかし「そうは言われても実のところいくら必要なのか、さっぱりわからない」という人も多いだろう。大切なことは、あなたが「老後をどう生きたいか」を見極めることだーー
プレ定年専門FPの三原由紀、経済アナリストで「トカイナカ生活」を推奨する森永卓郎、マネーコンサルタント頼藤太希、今年3月にFP2級に合格し、その知識を生かしてコストカットが叶った「サバンナ」の八木真澄、各氏の発言が引用されている。
見出しは・・
75才まで働けば死ぬまで安心/ 「金持ちゾーン」に入ると出費がグンと上がる / おひとりさま世帯の3割が「貯蓄ゼロ」 / 意識すべきは貯蓄よりも「使い切る」こと
以下引用::
”何歳まで生きるかわからないから切り詰めないと”という思いから、お金を使うことができなかったのかと思うと、なんだか寂しくなりました。
支給される年金の範囲内で暮らすスタイルを確立できれば、2000万円も要りません。しかし、都心に住んで働かずに趣味や旅行を満喫し、なおかつ100才まで生きれば6000万円あっても足りないケースもあるのです。
まずは自分がどんな人生観を持っているのか、そしてどんな人生を送ればそれが満たされるのかを考え、そこから必要なお金を逆算する必要がある。
いくら必要かを焦って考える前に、どんな生活を送るために、どのくらい必要かを突き詰めるべきなのです。
東京を出れば500万円あればお金持ち/ 金持ちゾーンに入ってしまえばかかる費用は青天井 / コストダウンするためには、勇気をもってそこから脱すること。
「夫婦で生涯現役」から「トカイナカ生活」、「おひとりさま」まで、ライフスタイルに伴って必要な老後資金は大きく異なるが、共通したひとつの課題がある。「それはいかにして”死んだときがいちばんお金持ち」という事態を避けるかということ。
何のために貯めるのか、いくら貯めるのか、目的や金額をきちんと考えることはすなわち、自分の人生を考えることにもなる。単なる数字に躍らされず、しっかりと自分の老後に向き合ってこそ、安心と充実が待っている。
森永卓郎の「マイクロ農業」のすすめ: 都会を飛びだし、「自産自消」で豊かに暮らす
- 作者: 森永卓郎
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 2021/03/22
- メディア: 単行本
書けば貯まる! 今から始める自分にピッタリな老後のお金の作り方
- 作者: 三原 由紀
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2021/09/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
会社も役所も銀行もまともに教えてくれない 定年後ずっと困らないお金の話 (だいわ文庫)
- 作者: 頼藤太希
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2022/06/11
- メディア: Kindle版
中国の世界一高い未完成ビル [お金のはなし]
中国の不動産バブルについていろいろ語られてきたが、その象徴と考えていいかもしれない。世界一高い未完成ビルがあるという。高さ597メートル。
それは天津市にある「高銀金融117」。英語ではGoldin Finance 117と表現されるらしい。まだ建設途中にあるために「未完成」ではなく、建設を放棄され「周辺の高層マンション街と合わせて無人の廃墟となっている」という。Goldin Finance は資金繰りに行き詰ったようである。
高銀金融117 (Goldin Finance 117)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%8A%80%E9%87%91%E8%9E%8D117
こういうのが後々になってイースター島にあるモアイのようになるのだろうかなどと思う。
それにしても恥ずかしい話である。イエスのたとえ話を思い出した。
「塔を建てようと思う場合,まず座って費用を計算し,完成させるだけのものを持っているかどうかを確かめるのではないでしょうか。そうしないなら,土台を据えても仕上げられないかもしれず,見ている人たちは皆あざけり始めるでしょう。『この人は建て始めたが仕上げられなかった』と言うのです」
(ルカによる福音書14章28~30節)
https://wol.jw.org/ja/wol/b/r7/lp-j/nwtsty/42/14#study=discover
中国・恒大集団が米国で破産法申請で不動産市況はどうなる?
https://www.youtube.com/watch?v=017TJDOQwnI
”66歳30万円の貯金”で大丈夫? [お金のはなし]
女性セブン 2023年 9月14日号 [雑誌] 週刊女性セブン
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2023/09/01
- メディア: Kindle版
「90才貯金ゼロ」でもこうすれば生き抜ける!
「都内ひとり暮らし、貯金残高30万円」のオバ記者(野原広子)と経済コラムニストで「90歳貯金ゼロ」を提唱する大江英樹の対談が出ている。(p80,81)
タイトルは「宵越しの銭は持たず、気ままなひとり暮らしを満喫していたが・・ ”66歳30万円の貯金”で大丈夫? 本音で相談!」(以下、抜粋)
大江:お金に執着していると、いくら貯金があろうと不安は消えないんです。お金なんてただの記号だって思うくらいでちょうどいい。/こうして話していてもわかるけど、野原さんはコミュニケーション能力に秀でているから友達も多いだろうし、信頼も厚いはず。そういうことの方が貯金よりもずっと大事だと、ぼくは思いますね。
野原:言われてみれば友達も頼れる人も多い。そう考えると私は大資産家ということ?
大江:そう!貯金がなくても健康で、仕事と仲間がいれば不安に思うことなんてないんです。そして、そういうお金以外の”財産”を駆使して、できるだけ長く働くことが大切です。
大江:もう少し言うと、貯金がゼロでもいい、というのは、必要なお金だけあればいい、という意味ですよ。お金は使いきれないほど貯め込むのではなくて、使って社会に循環させてこそ価値を発揮します。
19世紀のロシアの文豪トルストイも『富は糞尿と同じく、それが貯蓄されているときには悪臭を放ち、散布されるときは土を肥やす』という言葉を残しています。お金は貯め込んでいるだけなら何の価値もありませんが、使ってばらまけば世の中が豊かになります。
野原:お金に対する解釈とか考え方を変えれば不安はなくなるってわかったけど、わかったところで私の貯金30万円が増えることはない・・
大江:じゃあ、現実的な話をしましょう。将来のお金に対して不安な人ほど、実は自分が毎月何にどのくらい使っているかを把握していない場合が多いんです。
野原:ドキッ!(笑い)
大江:お金の出入りを把握しつつ、できるだけ長く働いたら、年金に頼れるところは頼って、90歳貯金ゼロで人生の幕を下ろす。それでいいんですよ。
50歳からやってはいけないお金のこと (PHPビジネス新書)
- 作者: 大江 英樹
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2023/05/16
- メディア: 新書
定年前、しなくていい5つのこと~「定年の常識」にダマされるな!~ (光文社新書)
- 作者: 大江 英樹
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2020/12/25
- メディア: Kindle版
オーストラリアが住みやすそう [お金のはなし]
https://www.youtube.com/watch?v=suKmVnos9KQ
「タロサックの海外生活ダイアリー」を配信しているユーチューバーのタロサック氏。上記動画の内容はタイトルどおりなのだが、伝わってくるのはオーストラリアの住み心地の良さ。
こういう話を聞いていると、日本人の働き方、賃金はやはり変だよとなってくる。
なんか変だよ日本人、である。
バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法――「偏差値38」からの英会話上達メソッド
- 作者: タロサック(TAROSAC)
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2023/01/18
- メディア: Kindle版
2千兆円 米「ハゲタカ」行き?(日刊ゲンダイ記事から) [お金のはなし]
日刊ゲンダイ 2023/07/13 14:00
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/325961/2
ホントかどうかわからないが、いかにもありそうな話しではある。
ちまたの投資熱をみて
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2023-07-09
「KKR」をBingチャットで尋ねたら以下のように答えた。
「KKR」は、主に非上場企業の株式を取得し、企業価値を高めた後、新規株式公開などで利益を得てきた米投資ファンドの草分けです。運用資産は実に5100億ドル(約71.4兆円)で、日本には2006年に拠点を開設し、現在は西友やロジスティード(旧日立物流)などを傘下に収めています。ジョセフ・ベイCEOは同社のトップです。
コールバーグ・クラビス・ロバーツ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%84
https://www.kkr.com/ja?lng=1
https://www.kkr.com/ja/our-firm/leadership/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BB%E3%83%95%E3%83%BBy%E3%83%BB%E3%83%99%E3%82%A4%EF%BC%88joseph-y-bae%EF%BC%89
次のような記事も
米投資ファンドKKRが日本企業を買い漁っている“狙い”
ビジネスジャーナル 2018.11.27 07:00
https://biz-journal.jp/2018/11/post_25667_2.html
リストラのプロフェッショナル―「ドキュメント」KKR 富と権力の構図
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2023/07/13
- メディア: 単行本
ちまたの投資熱をみて [お金のはなし]
戦前、国家レベルで貯金が奨励された時期があって、それが日本人の貯金体質を生んだような話を聞いている。国民の貯金は戦費となってついやされ、ついに日本は敗戦国となる。そして、戦後も貯金が励まされる。こども貯金 などというのもあった。郵便局の出張所を小学校に開設した。といっても局員は子どもである。通帳もハンコもホンモノで、それはそのまま郵便貯金になった。本当かどうかわからないが、そうした貯金が巡り巡って元占領国アメリカを肥やすために用いられてきたような話しもある。
貯蓄報国(昭和16年発行『國民禮法』から)
https://kankyodou.blog.ss-blog.jp/2023-02-11-1
それがここにきて大きく舵をきった。貯金から投資になった。日本の株価を押し上げ、また下げる要素は外国人投資家の売買によるところが大きい。ここのところの投資熱をあおる要因の一つには、超有名な投資家が日本株を割安であると熱心に買っているのに乗じた勢いであるように聞いている。PBR1以下を狙えというやつである。
ケネディー大統領のパパは投資家だった。株で大もうけした。靴磨きの少年までが株でもうける話をしているので、これは暴落間近とみてパパは空売りを仕掛けた。それで1929年の「ウォール街大暴落」はケネディー・パパにとって悲劇とはならなかった。なんでも熱が上がりすぎるのは問題である。せっかく貯めた虎の子を株式市場に引き出され、外国人に売り浴びせられて泣きをみるような気がする。笑うのはケネディー・パパのような人たちである。
「ケネディ王朝」の創始者は、株を売り抜けて大儲けした
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00319/062400002/?P=2
当方が、株というものがあるのを知ったのは、小学生の頃だ。叔父が我が家に遊びに来て、食事の席で「イシカワ島を買った」と言う。こども心に、おじさんはすごいと思った。それで「どこにある島なの?」ときいたら皆に大笑いされた。それは株式銘柄の一つの石川島播磨重工のことだった。現在の IHIである。
それから、高校の頃にハワード・ヒューズの評伝を読んだ。そこには会社の経営権をめぐる争奪戦が記されていた。そこで株の取得率の問題が絡んでくる。ヒューズは(文字通り)金にものを言わせて会社を牛耳るわけである。ヒューズは面白い人物で、世界一の飛行艇をつくった、映画会社を興したなど話題は多くあるが、そういうことよりも、株と経営権をめぐる話が印象に残っている。
ハワード・ヒューズ―巨大企業の魔術師 (1968年) (ハヤカワノンフィクション)
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2023/07/09
- メディア: -
最近(と言っても20年くらい経つが)では、知人がネット株売買をしているので教えを乞うたことがある。高校の頃から株式投資で小遣い稼ぎをしてきた人だ。知人は父親の資産を運用していた。ゲーム会社の株が塩漬けになっているというので、どのくらい損を抱えているか尋ねたら、3000円の株が千円ほど下がったという。それでどのくらい持っているのか尋ねたら1万株というので仰天した。その後、株価は上がって塩漬けは脱したはずである。
投資家として名を遺す人物がいる。是川銀蔵などもそのひとりだ。銀蔵の自伝を読んだら、証券会社が銀蔵の損失補填をする話がでていた(と思う)。上得意様になると株で損しても損をしないのだと知った。損得の生じるのが常である株式売買で、いざという時に証券会社が助けてくれるなどウマい話である。だがあとで、その補填するお金はどこから出ているのだろうと思った。これは、世の中のダークな部分になるのだろう。その伝記で、もっとウマい話だと思ったのは、銀蔵が毎日昼食にうな丼を食べるところである。なかなか毎日うなぎを食べられるものではない。
どうしてこんな話になったかというと、87歳の現役デイトレーダーのネット記事を読んだからだ。好きこそものの上手なれである。ほんとに好きだから、いくつになっても続けられるのだ。それで、お金がのこっていくのだから結構な話である。16億もの資産があっても、使うよりさらに儲ける方に意思は向かっているようだ。代わりに使ってあげたい気分である(笑)
他人を恨んだこともある…資産16億87歳現役トレーダー、第二次世界大戦、貧乏、バブル、震災を乗り越えた男がたどり着いた境地
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba2976b8510f2c52ff72cdc7d1aceda10346bead
“最後の相場師”こと是川銀蔵 遺産は2LDKマンションだけ
https://www.news-postseven.com/archives/20130716_198790.html?DETAIL
JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則 [お金のはなし]
JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2023/06/28
- メディア: Kindle版
上記イメージ書籍は現在Amazonベストセラー1位。
富が自動的に増え続けるということは望ましく願わしいと思われて入手されているのだろう。
当方は「そうか、お金が子を生むのか」という『天才バカボン』のパパの言葉と未読ではあるけれど、以下の本を思い出した。
ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと: 時間・お金・ファンタジー (とんぼの本)
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/11/29
- メディア: 単行本
生命保険医療保険やめるべきか・・(紫苑さんと女性セブン記事から) [お金のはなし]
72歳、5万円で1人暮らし「生命保険を解約」の納得
東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/680309
たいへん説得力のある記事で、なるほど「納得」した。
実際のところ、なかなか辞められないのである。当方も掛け捨ての医療保険を30年以上かけている。入院5000円、手術給付が5万、7.5万、10万というもので、保険料3000円くらいのものだ。これまで、実際に世話になったのは、網膜裂孔のレーザー治療を2回と大腸ポリープ切除2回である。しめて手術給付20万。入院はしたことナシ。それで支払った保険料は3000x12x30として108万になる。やはり貯金しておいた方が良かったねという話になる。
もっともその間に大きな病気をしなくて済んだということであるし、そもそも、なにかあったときに家族や友人知人に迷惑になっては困るという動機で契約したのだから、そういうことにもならずに、その点でも良かったねと思うこともできる。しかし、それでも、ある程度貯金ができてきてからも契約を見直すということが無かった。もっと小まめに支払いと受け取りのバランスなどに思いを馳せるべきだったと反省する。
一昨日、経皮的冠状動脈形成術を受けて、手術給付がでると思っていたのだが、なんと心臓CT検査で見つかった冠動脈にあるはずの狭窄がない。それゆえ痛い思いをしたにも関わらず手術治療ではなくただの検査になってしまった。つまり手術給付金は出ない。はじめて入院をしたが、治療目的でない入院に入院給付金は出るのだろうか、これから調べるのだが、医療機関に支払ったのは高額療養費制度のお陰で〇万で済んだ。実際の医療費総額と比べるなら、なんだというほどの僅かな額である。
それでも何かあった場合を考えると、掛け捨ての保険料の額面が少ないので、これから新たに医療保険に入ることを考えるのであれば、そのまま入っておいたほうがいいのではと思いもするのである。60代後半に入るこれから、医者の世話になにかとかかることが多くなるはずだ。医療保険は正しくは「医療雑費保険」という方もいるとおり、差額ベッド代やタクシー代を出す程度の保障にしかならないという方もいるが、実際に大きな病気をした方はそれなりに「雑費」を必要としているようであるし、雑費部分もばかにならないと思いもするのである。
’23・7・20『女性セブン』にも保険解約特集というべき記事が出ている。諸物価高騰のおり保険がなくなると生活が楽に自由になりますよという話向きである。タイトルは
あなたはどうする? 生命保険をやめて本当によかった! 解約したらお金も幸せも手に入る
記事リード部には《月々3万円の支払いだったとして、30年続けば1000万にーそれ、本当に安心を買えていますか?日本人の約8割が生命保険に加入するなか、思い切って保険を解約した人たちの話を聞くと、断然、幸せにすごしていた。いま決断しないといつまでも老後資金が減り続けますよ》とあり、
*掛け捨て保険は「体を張ったギャンブル」
*医療保険に入らない医師
*「やめていい人」「やめどき」を徹底指南
1つでも当てはまるなら 生命保険・医療保険は解約を!というリストも示されている。
これからよくよく考えて決めようと思うが、思い出すと契約した際に見た医療保険のパンフレットには、日本の国民皆保険制度のこと、高額療養費制度のことはまったく伏せられていて、ガンにかかった場合の医療費がどれほど莫大なものになるかが強調されていた。つまり、それは巧みに契約者を誤道するものであった。
ソレはそもそものはじめから無知なモノを騙すパンフレットであったと言っていい。そんなものにばかされて入り、その後もずっとばかされ続けて、いまだに後ろ髪引かれる思いでいるというのは、なんなのだろう。
そうだ、やっぱりばかされるだけのばかということにちがいない。
結論が出た。
年金月5万円72歳の紫苑 「お金」と一緒に節約で貯まった意外なモノとは?「この年齢でも続ければいろんなことが変わる」と実感して
https://fujinkoron.jp/articles/-/8959
いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」 (講談社+α新書)
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/03/19
- メディア: Kindle版