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生命保険医療保険やめるべきか・・(紫苑さんと女性セブン記事から) [お金のはなし]

今朝ほどネット記事を見ていたら、最近話題の紫苑さんの経験が出ていた。

72歳、5万円で1人暮らし「生命保険を解約」の納得
東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/680309

たいへん説得力のある記事で、なるほど「納得」した。

実際のところ、なかなか辞められないのである。当方も掛け捨ての医療保険を30年以上かけている。入院5000円、手術給付が5万、7.5万、10万というもので、保険料3000円くらいのものだ。これまで、実際に世話になったのは、網膜裂孔のレーザー治療を2回と大腸ポリープ切除2回である。しめて手術給付20万。入院はしたことナシ。それで支払った保険料は3000x12x30として108万になる。やはり貯金しておいた方が良かったねという話になる。

もっともその間に大きな病気をしなくて済んだということであるし、そもそも、なにかあったときに家族や友人知人に迷惑になっては困るという動機で契約したのだから、そういうことにもならずに、その点でも良かったねと思うこともできる。しかし、それでも、ある程度貯金ができてきてからも契約を見直すということが無かった。もっと小まめに支払いと受け取りのバランスなどに思いを馳せるべきだったと反省する。

一昨日、経皮的冠状動脈形成術を受けて、手術給付がでると思っていたのだが、なんと心臓CT検査で見つかった冠動脈にあるはずの狭窄がない。それゆえ痛い思いをしたにも関わらず手術治療ではなくただの検査になってしまった。つまり手術給付金は出ない。はじめて入院をしたが、治療目的でない入院に入院給付金は出るのだろうか、これから調べるのだが、医療機関に支払ったのは高額療養費制度のお陰で〇万で済んだ。実際の医療費総額と比べるなら、なんだというほどの僅かな額である。

それでも何かあった場合を考えると、掛け捨ての保険料の額面が少ないので、これから新たに医療保険に入ることを考えるのであれば、そのまま入っておいたほうがいいのではと思いもするのである。60代後半に入るこれから、医者の世話になにかとかかることが多くなるはずだ。医療保険は正しくは「医療雑費保険」という方もいるとおり、差額ベッド代やタクシー代を出す程度の保障にしかならないという方もいるが、実際に大きな病気をした方はそれなりに「雑費」を必要としているようであるし、雑費部分もばかにならないと思いもするのである。

’23・7・20『女性セブン』にも保険解約特集というべき記事が出ている。諸物価高騰のおり保険がなくなると生活が楽に自由になりますよという話向きである。タイトルは

あなたはどうする? 生命保険をやめて本当によかった! 解約したらお金も幸せも手に入る

記事リード部には《月々3万円の支払いだったとして、30年続けば1000万にーそれ、本当に安心を買えていますか?日本人の約8割が生命保険に加入するなか、思い切って保険を解約した人たちの話を聞くと、断然、幸せにすごしていた。いま決断しないといつまでも老後資金が減り続けますよ》とあり、

*掛け捨て保険は「体を張ったギャンブル」
*医療保険に入らない医師
*「やめていい人」「やめどき」を徹底指南

1つでも当てはまるなら 生命保険・医療保険は解約を!というリストも示されている。


これからよくよく考えて決めようと思うが、思い出すと契約した際に見た医療保険のパンフレットには、日本の国民皆保険制度のこと、高額療養費制度のことはまったく伏せられていて、ガンにかかった場合の医療費がどれほど莫大なものになるかが強調されていた。つまり、それは巧みに契約者を誤道するものであった。

ソレはそもそものはじめから無知なモノを騙すパンフレットであったと言っていい。そんなものにばかされて入り、その後もずっとばかされ続けて、いまだに後ろ髪引かれる思いでいるというのは、なんなのだろう。

そうだ、やっぱりばかされるだけのばかということにちがいない。

結論が出た。

年金月5万円72歳の紫苑 「お金」と一緒に節約で貯まった意外なモノとは?「この年齢でも続ければいろんなことが変わる」と実感して
https://fujinkoron.jp/articles/-/8959


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民間の医療保険は、公的保障の不足を補うものです。まずは自分がどれくらいの公的保障を受けられるのかを確認し、その上で、「公的保障と現在の貯蓄だけでは病気やケガによるお金の不安を解消できない」のであれば、医療保険で対応します。
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