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前代未聞の誓約書 白鵬に相撲協会の不信感あらわ [スポーツなぞ]

前代未聞の誓約書 白鵬に相撲協会の不信感あらわ
9/30(木) 20:27配信 産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/55d80c760a235c11f929326e8c2edab5b5162982

《30日の白鵬の年寄襲名は前代未聞の事態だ。白鵬が親方になるために日本相撲協会が求めたのは、先輩の指導に従い、相撲界の習わしを守っていくという誓約書の提出。土俵内外で品格を問われ続けた白鵬に対し、協会が抱く不信感と危機感があらわになった形だ。(上記記事から)》


日本の国技、伝統を重んじる相撲協会が、歴代第一の優勝を誇る横綱に対する対応が以上である。いわば、異常事態である。

もし白鵬が、日本で生まれ、日本で育ち、日本語を身に着け、日本の文化がカラダに入っている日本人であれば、「誓約書」はもとより必用なかったろう。

もっとも、日本で生まれ、日本で育ち、日本語を身に着けても、日本の文化がカラダに入っていナイ皇室の御方もいて、非難轟轟でも「わたくし」を貫く時代であるから、モンゴル出身の白鵬に「誓約書」は無理のない話とも言える。

白鵬も連勝記録では及ばなかった横綱 双葉山のことを回顧して「どこ(の世界)にもっていっても大丈夫な人物」と評されているのを読んだことがある。もちろん、実際の双葉山の人品を知るかたの言葉である。そういう、安心感、信頼感を否応なく感じさせられるところが双葉山にはあったのだろう。

そこにいくと、「誓約書」がないと親方にさせない・なれないなどというのは、いかに白鵬が人品において信用されていないかが分かる。相撲取りとしての力量は協会として認めざるを得ないが、親方の器では到底ナイと感じているということである。

とりもなおさず、その「誓約書」に署名することは、相撲協会にとって自身が秩序を乱す可能性の高い不穏分子であることを、認めるようなものともいえる。

親方といえば、年寄り格であるが、大人ではなく、子ども扱いし・されていることになる。

皇室といい、相撲界といい、おかしな時代になったものである。

常陸山、双葉山ら先達の鋭意努力をダメにして・・・
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2010-07-08

ハルマフジ 礼儀 日本文化 双葉山
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2017-12-02


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優勝45回の大横綱の言動には目に余るものも多かった。肘打ちのようなかち上げ、ビンタのような張り手は粗野で、審判の判定を公然と批判する姿も見苦しかった。土俵内で残した実績は他の追随を許さないものの、品格を問われて仕方がない面は多々あった。

白鵬には協会幹部や横綱審議委員会が苦言を繰り返してきたが、言動に劇的な改善はみられなかった。親方になっても周囲の忠告に耳を傾けず、相撲界を継承していく力士を育成されてしまえば、よき伝統が破壊されるとの懸念を抱かれてもおかしくない。

白鵬が相撲と日本を愛していることに疑いの余地はない。実績が傑出しているだけに、後進育成への期待感が高い一方、日本人が求める柔和で礼儀正しい力士を育てていけるか懐疑的な目も多い。異例の関心を集めながらの船出となる。(奥山次郎)

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