知の巨人・立花隆が小学生に感心「思考を止めたら人間は終わる」
知の巨人・立花隆が小学生に感心「思考を止めたら人間は終わる」 AERA dot. 2021/06/30 11:30
https://dot.asahi.com/wa/2021062900057.html?page=1
立花さんの仕事ぶりが分かる記事だ。データマンを動かしてチームとし記事を書いていく「仕事の鬼」ぶりが分かる。
ルポライターの鎌田慧さんの立花隆・評もでている。「彼は文学青年で、小説を文学雑誌に応募していたけれど入選しませんでした。東大卒業後、文藝春秋に入社して週刊文春に配属されたが、辞めて東大の哲学科に入り直します。学費を稼ぐために週刊誌の記事をまとめるアンカーマンも務めました。新宿ゴールデン街でバーも始めたが、その店を譲って、ヨーロッパ諸国を放浪しました」。/ 「僕も立花さんもフリーライターはみんな素手でのし上がっていったといえます。立花さんはどこか屈折したところのある人でした。彼は初めから“巨人”ではなく、屈折と挫折が『立花隆』をつくり上げたのだと、強く感じましたね」。
現在、東京農工大学グローバル教育院准教授を務める岩田陽子さんの証言もでている。岩田さんが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)に勤務していた2012年当時、仙台市の小学校で「宇宙を考える」授業を立花さんに願い出た。立花さんは引き受け、宇宙科学の最先端について小学生と一緒に議論した。その時、「立花さんの話に子どもたちは食らいついて、質問したり自分の意見を述べたりしました。授業後、立花さんは『小学生ってすごくいいね』と感心してい」たという。/ 岩田さんは、立花さんから「答えは一つじゃない。常識と言われていることでも本当は常識ではないかもしれない。常に問い続けることを大事にする。思考を止めたら人間は終わる。そう教えられ」たという。
https://dot.asahi.com/wa/2021062900057.html?page=1
立花さんの仕事ぶりが分かる記事だ。データマンを動かしてチームとし記事を書いていく「仕事の鬼」ぶりが分かる。
ルポライターの鎌田慧さんの立花隆・評もでている。「彼は文学青年で、小説を文学雑誌に応募していたけれど入選しませんでした。東大卒業後、文藝春秋に入社して週刊文春に配属されたが、辞めて東大の哲学科に入り直します。学費を稼ぐために週刊誌の記事をまとめるアンカーマンも務めました。新宿ゴールデン街でバーも始めたが、その店を譲って、ヨーロッパ諸国を放浪しました」。/ 「僕も立花さんもフリーライターはみんな素手でのし上がっていったといえます。立花さんはどこか屈折したところのある人でした。彼は初めから“巨人”ではなく、屈折と挫折が『立花隆』をつくり上げたのだと、強く感じましたね」。
現在、東京農工大学グローバル教育院准教授を務める岩田陽子さんの証言もでている。岩田さんが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)に勤務していた2012年当時、仙台市の小学校で「宇宙を考える」授業を立花さんに願い出た。立花さんは引き受け、宇宙科学の最先端について小学生と一緒に議論した。その時、「立花さんの話に子どもたちは食らいついて、質問したり自分の意見を述べたりしました。授業後、立花さんは『小学生ってすごくいいね』と感心してい」たという。/ 岩田さんは、立花さんから「答えは一つじゃない。常識と言われていることでも本当は常識ではないかもしれない。常に問い続けることを大事にする。思考を止めたら人間は終わる。そう教えられ」たという。
知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと (文春新書)
- 作者: 隆, 立花
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2020/01/20
- メディア: 新書
立花隆 NHK人間大学『知の現在 限りなき人間へのアプローチ』
NHK人間大学『知の現在 限りなき人間へのアプローチ』
立花隆
https://www.youtube.com/watch?v=8-RJ-lVpkLg
1996(平成8)年 放送だという。NHK 教育テレビ(Eテレ)で放映されたものだろう。
立花さんは、50代半ば。さすがに若い。
今朝、最初の2回放送分だけ見た。
Koji Tさんに、感謝である。
第1回 「知」とは何か
第2回 体験的ジャーナリズム論
第3回 同時代史 -「田中角栄研究」が切り開いた世界
第4回 宇宙 - 科学と哲学とが出会う場所
第5回 サル学の現在と人間
第6回 脳死 - 生死の本質を考える
第7回 臨死体験とは何か
第8回 利根川進と分子生物学
第9回 電脳進化とインターネット
第10回 人間学に迫る脳研究
第11回 人はなぜ創造するのか
第12回 ヒトはどこへ行くのか
1996(平成8)年 放送
立花隆
https://www.youtube.com/watch?v=8-RJ-lVpkLg
1996(平成8)年 放送だという。NHK 教育テレビ(Eテレ)で放映されたものだろう。
立花さんは、50代半ば。さすがに若い。
今朝、最初の2回放送分だけ見た。
Koji Tさんに、感謝である。
第1回 「知」とは何か
第2回 体験的ジャーナリズム論
第3回 同時代史 -「田中角栄研究」が切り開いた世界
第4回 宇宙 - 科学と哲学とが出会う場所
第5回 サル学の現在と人間
第6回 脳死 - 生死の本質を考える
第7回 臨死体験とは何か
第8回 利根川進と分子生物学
第9回 電脳進化とインターネット
第10回 人間学に迫る脳研究
第11回 人はなぜ創造するのか
第12回 ヒトはどこへ行くのか
1996(平成8)年 放送
NHK人間大学 知の現在 限りなき人間へのアプローチ 1996年7月~9月期
- 作者: 日本放送出版協会
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2021/06/30
- メディア: 雑誌
「うんこ」失敗
先の更新との絡みで当方の「うんこ」失敗について書く。程度のはなはだしい失敗のことではなく、文字どおりの「うんこ」にまつわる失敗だ。
学齢前、歩けるようにはなっていたから、3歳あたりの頃かもしれない。父親は、当時、『小野田セメント(現在の「太平洋セメント」)』のチャータード・シップの船員だった。貨物船にセメントを積み込んで、シアトルを往復する。それを、半年に1度くらいの割で繰り返していた。
当方は、母親の実家に住んでいた。住み込みで働いている親戚もいた。大家族である。初孫で、初甥という立場もあって、皆に可愛がられた。そこに、たまに帰ってくる父親は、見知らぬ人に見えたらしく、当方は「おじちゃん」と呼んでいたという。
父親が休暇で家に戻って、親せきの家に挨拶に行くことを思い立ったのだろう。息子が大きくなったことを自慢したかったのかもしれない。当方を連れ出してバスに乗って出かけた。
暑い時期だったと思う。バスを降りて、田舎道を歩く。抱かれていた覚えはない。手をつないだ記憶もない。押し固められた土の道はでこぼこして、両わきは草が茂っていた。「おじちゃん」と二人で知らない家に行くので、とぼとぼ歩いていたように思う。そのうち、うんこをしたくなったのである。ところが、「おじちゃん」に言い出せない。とうとう言い出せないまま、歩きながらうんこをしてしまった。
親戚の家に着いて、挨拶もつかの間、「なんだかクサイねえ」という話しになったのだと思う。うんこは正直である。においの元もばれてしまった。
それから、風呂に入れ、服を脱げ、着替えがないから、洗濯して・・という騒ぎになったと思う。
風呂から上がって、親せきの家で飼っていたヤギの乳をもらったのを覚えている。
その後、その親戚の家に何度も行ったが、一度も「うんこ」失敗の話がでたことはない。父親から、それで面子がつぶれたと言われたこともない。みんな優しい人たちなのだと思う。
・・という話しをしたら、友人のひとりが「自分もうんこを漏らして、姉ちゃんにパンツを洗ってもらった・・」と話しだした。皆、少なからず、その手の経験はあるらしく、妙に場が盛り上がって可笑しかった。
学齢前、歩けるようにはなっていたから、3歳あたりの頃かもしれない。父親は、当時、『小野田セメント(現在の「太平洋セメント」)』のチャータード・シップの船員だった。貨物船にセメントを積み込んで、シアトルを往復する。それを、半年に1度くらいの割で繰り返していた。
当方は、母親の実家に住んでいた。住み込みで働いている親戚もいた。大家族である。初孫で、初甥という立場もあって、皆に可愛がられた。そこに、たまに帰ってくる父親は、見知らぬ人に見えたらしく、当方は「おじちゃん」と呼んでいたという。
父親が休暇で家に戻って、親せきの家に挨拶に行くことを思い立ったのだろう。息子が大きくなったことを自慢したかったのかもしれない。当方を連れ出してバスに乗って出かけた。
暑い時期だったと思う。バスを降りて、田舎道を歩く。抱かれていた覚えはない。手をつないだ記憶もない。押し固められた土の道はでこぼこして、両わきは草が茂っていた。「おじちゃん」と二人で知らない家に行くので、とぼとぼ歩いていたように思う。そのうち、うんこをしたくなったのである。ところが、「おじちゃん」に言い出せない。とうとう言い出せないまま、歩きながらうんこをしてしまった。
親戚の家に着いて、挨拶もつかの間、「なんだかクサイねえ」という話しになったのだと思う。うんこは正直である。においの元もばれてしまった。
それから、風呂に入れ、服を脱げ、着替えがないから、洗濯して・・という騒ぎになったと思う。
風呂から上がって、親せきの家で飼っていたヤギの乳をもらったのを覚えている。
その後、その親戚の家に何度も行ったが、一度も「うんこ」失敗の話がでたことはない。父親から、それで面子がつぶれたと言われたこともない。みんな優しい人たちなのだと思う。
・・という話しをしたら、友人のひとりが「自分もうんこを漏らして、姉ちゃんにパンツを洗ってもらった・・」と話しだした。皆、少なからず、その手の経験はあるらしく、妙に場が盛り上がって可笑しかった。
ウンコはどこから来て、どこへ行くのか ──人糞地理学ことはじめ (ちくま新書)
- 作者: 湯澤規子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2020/10/16
- メディア: Kindle版
「うんこ博士 」中村浩先生のこと
先の更新で、中村浩博士のことを知った。
ウィキペディアの記述に「太平洋戦争後と朝鮮戦争の食糧危機から、微生物農業による、未来の食糧危機の回避、宇宙食の開発を提唱。糞尿を培養基として高たんぱく質のスピルリナを培養することに成功。食糧革命を構想する」と、ある。
中村浩
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E6%B5%A9
博士は1910(明治43)年生まれである。当方の祖母と同じ誕生年だ。大平正芳元総理、ライシャワー大使と同じである。
子どものころに肥溜めに落ちたという。そのことが、後の人生に甚大な影響を与えたようだ。
博士の人生を漫画化したものがYouTubeにアップされている。どれほど【実話】か分からないが、たいへん楽しい【漫画】となっている。
【実話】「うんこで世界を変える!」…食糧危機にうんこで挑んだ伝説の男…【漫画】
https://www.youtube.com/watch?v=G9jjDPSkFrw
最近、「うんこ・・」とタイトルされた学習教材が多く出回っている。子どもたちは「うんこ」が好きらしい。大人も、子どもの頃のうんこにまつわる話となるとヘンに盛り上がる。たいていは失敗談なのだが、なんなんでしょうねえ・・・
以下、当方未読
ウィキペディアの記述に「太平洋戦争後と朝鮮戦争の食糧危機から、微生物農業による、未来の食糧危機の回避、宇宙食の開発を提唱。糞尿を培養基として高たんぱく質のスピルリナを培養することに成功。食糧革命を構想する」と、ある。
中村浩
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E6%B5%A9
博士は1910(明治43)年生まれである。当方の祖母と同じ誕生年だ。大平正芳元総理、ライシャワー大使と同じである。
子どものころに肥溜めに落ちたという。そのことが、後の人生に甚大な影響を与えたようだ。
博士の人生を漫画化したものがYouTubeにアップされている。どれほど【実話】か分からないが、たいへん楽しい【漫画】となっている。
【実話】「うんこで世界を変える!」…食糧危機にうんこで挑んだ伝説の男…【漫画】
https://www.youtube.com/watch?v=G9jjDPSkFrw
最近、「うんこ・・」とタイトルされた学習教材が多く出回っている。子どもたちは「うんこ」が好きらしい。大人も、子どもの頃のうんこにまつわる話となるとヘンに盛り上がる。たいていは失敗談なのだが、なんなんでしょうねえ・・・
以下、当方未読
【元木昌彦】追悼・立花隆 ジャーナリストはマックレイカーたれ。 [ニュース・社会]
【元木昌彦】追悼・立花隆 ジャーナリストはマックレイカーたれ。2021年06月28日 10:25
https://www.data-max.co.jp/article/42434
タイトルから「マックレイカーって何だ?」と思った。著名なジャーナリストの名前かと思った。
muckrakerは、muck(堆肥・泥)+rake(熊手)+(人を表す)erの合成語のようだ。
堆肥
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%86%E8%82%A5
記事のなかで、元木さんは「マックレイカーというのは堆肥をかき回す道具のことで、転じて、社会改革に取組もうとするジャーナリストのこと」と書いている。
「堆肥」というと腐葉土のような比較的きれいな印象のモノもあるが、当方は「下肥(しもごえ)」をイメージしてしまった。いわゆる人間の糞尿によるモノである。そこから、「肥溜め」を、さらには禅語によく出てくる「乾屎橛(カンシケツ)」(糞かき棒・べら)に繋がった。
「乾屎橛(カンシケツ)」の実際の使い方を、当方は知らないのだが、肥溜の糞尿を十分に発酵させる目的でかき回す道具と “勝手に” 思ってきた。
記事を元木さんは以下のように締めくくる。
****以下、引用****
最後に、立花さんが残したジャーナリズムへの至言は多くあるが、その中で一番私が心に残っているものを紹介しよう。週刊文春が田中真紀子の娘のことを取り上げたとき、田中がプライバシー侵害だと訴え、東京地裁が仮処分を決定した(後に取り下げられた)ことに怒りを覚え、一気に書いたという『「言論の自由」vs.「●●●」』(2004年・文藝春秋)の中に、こういう一節がある。
「今の日本で誰が一番マックレイカーの役割を果たしているかというと、新聞の社会部、テレビの社会派調査報道番組、週刊誌である。(中略)低俗であることは、言論の自由を問題にする場合、いかなる意味でも、いささかの制約要因にもならないし、なってはならないのである。いかなる言論もすべてが守られるべきである。問題はむしろ、個々の言論の表現方法、表現内容に不当性があるかどうかである」
マックレイカーというのは堆肥をかき回す道具のことで、転じて、社会改革に取組もうとするジャーナリストのことを、そう呼ぶようになった。言論・表現の自由が年々狭まる中、歯止めになってくれる大樹が失われてしまったことが残念でならない。
****引用ここまで****
元木さんは、立花さんを、言論・表現の自由を守る「大樹」に相当すると述べている。
立花さんはジャーナリズムにおける稀代の「大糞かき棒」であったと当方は解釈しておくことにする。
マックレーカーとは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC-634817
マックレーカーズとは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BA-136549
マックレーカーは誰でしたか?
https://www.greelane.com/ja/%E6%96%87%E7%B3%BB/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%81%A8%E6%96%87%E5%8C%96/who-were-the-muckrakers-104842/
追記(7/12) NHK人間大学『知の現在 限りなき人間へのアプローチ』(第2回 体験的ジャーナリズム論)で立花隆さんが「マックレイカー」について話している。1h25m00s~
https://www.youtube.com/watch?v=8-RJ-lVpkLg&t=8s
以下、当方未読
https://www.data-max.co.jp/article/42434
タイトルから「マックレイカーって何だ?」と思った。著名なジャーナリストの名前かと思った。
muckrakerは、muck(堆肥・泥)+rake(熊手)+(人を表す)erの合成語のようだ。
堆肥
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%86%E8%82%A5
記事のなかで、元木さんは「マックレイカーというのは堆肥をかき回す道具のことで、転じて、社会改革に取組もうとするジャーナリストのこと」と書いている。
「堆肥」というと腐葉土のような比較的きれいな印象のモノもあるが、当方は「下肥(しもごえ)」をイメージしてしまった。いわゆる人間の糞尿によるモノである。そこから、「肥溜め」を、さらには禅語によく出てくる「乾屎橛(カンシケツ)」(糞かき棒・べら)に繋がった。
「乾屎橛(カンシケツ)」の実際の使い方を、当方は知らないのだが、肥溜の糞尿を十分に発酵させる目的でかき回す道具と “勝手に” 思ってきた。
記事を元木さんは以下のように締めくくる。
****以下、引用****
最後に、立花さんが残したジャーナリズムへの至言は多くあるが、その中で一番私が心に残っているものを紹介しよう。週刊文春が田中真紀子の娘のことを取り上げたとき、田中がプライバシー侵害だと訴え、東京地裁が仮処分を決定した(後に取り下げられた)ことに怒りを覚え、一気に書いたという『「言論の自由」vs.「●●●」』(2004年・文藝春秋)の中に、こういう一節がある。
「今の日本で誰が一番マックレイカーの役割を果たしているかというと、新聞の社会部、テレビの社会派調査報道番組、週刊誌である。(中略)低俗であることは、言論の自由を問題にする場合、いかなる意味でも、いささかの制約要因にもならないし、なってはならないのである。いかなる言論もすべてが守られるべきである。問題はむしろ、個々の言論の表現方法、表現内容に不当性があるかどうかである」
マックレイカーというのは堆肥をかき回す道具のことで、転じて、社会改革に取組もうとするジャーナリストのことを、そう呼ぶようになった。言論・表現の自由が年々狭まる中、歯止めになってくれる大樹が失われてしまったことが残念でならない。
****引用ここまで****
元木さんは、立花さんを、言論・表現の自由を守る「大樹」に相当すると述べている。
立花さんはジャーナリズムにおける稀代の「大糞かき棒」であったと当方は解釈しておくことにする。
マックレーカーとは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC-634817
マックレーカーズとは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BA-136549
マックレーカーは誰でしたか?
https://www.greelane.com/ja/%E6%96%87%E7%B3%BB/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%81%A8%E6%96%87%E5%8C%96/who-were-the-muckrakers-104842/
追記(7/12) NHK人間大学『知の現在 限りなき人間へのアプローチ』(第2回 体験的ジャーナリズム論)で立花隆さんが「マックレイカー」について話している。1h25m00s~
https://www.youtube.com/watch?v=8-RJ-lVpkLg&t=8s
以下、当方未読
立花隆逝く。とてつもない「半可通」は道を示した=下山進 [本・書評]
立花さんについての興味深い記事が続々でてくる。
下山進氏の記事もオモシロイ。
第66回 立花隆逝く。とてつもない「半可通」は道を示した=下山進
サンデー毎日 2021/6/29 05:00(最終更新 6/29 05:55)
https://mainichi.jp/sunday/articles/20210628/org/00m/040/008000d
「ジャーナリストの条件について論じた立花さんの文章のなかに、『それは何事についてもすぐに半可通になれる能力』を持っていることだ」とあったという。
「半可通」とは?意味と語源、英語表現・類義語
https://sanjijukugo.com/hankatsuu/
今朝、ちらっと見た「朝日新聞」(6/29)掲載の週刊誌?の広告(見出し)に、ある編集者が書籍10冊を読んでくるように(たしか、1日で)言われたとか記されていた。立花さんなら、そのくらいのこと平気で言うだろうなと思ってぼんやり見ていたのだが・・・
下山氏の記事と合わせると、ジャーナリストは、これから書こうとする未知のテーマについて、一日10冊の本を読み、3日で「半可通」になって、読者が分かる記事を書く、しかも、「対象を相対的に見・・」、取得した専門的な「情報がもっと大きな文脈でどういう意味があるのか」分かるように表現するほどまでに、ならないといけないと立花さんが思っていたであろうことが分かる。
「徹底取材し、集めた事実を鳥瞰(ちょうかん)した視点であみなおし、読者にわかりやすく提示」した立花さんは、その点で、自ら範を示したと言える。
以下、当方未読
下山進氏の記事もオモシロイ。
第66回 立花隆逝く。とてつもない「半可通」は道を示した=下山進
サンデー毎日 2021/6/29 05:00(最終更新 6/29 05:55)
https://mainichi.jp/sunday/articles/20210628/org/00m/040/008000d
「ジャーナリストの条件について論じた立花さんの文章のなかに、『それは何事についてもすぐに半可通になれる能力』を持っていることだ」とあったという。
「半可通」とは?意味と語源、英語表現・類義語
https://sanjijukugo.com/hankatsuu/
今朝、ちらっと見た「朝日新聞」(6/29)掲載の週刊誌?の広告(見出し)に、ある編集者が書籍10冊を読んでくるように(たしか、1日で)言われたとか記されていた。立花さんなら、そのくらいのこと平気で言うだろうなと思ってぼんやり見ていたのだが・・・
下山氏の記事と合わせると、ジャーナリストは、これから書こうとする未知のテーマについて、一日10冊の本を読み、3日で「半可通」になって、読者が分かる記事を書く、しかも、「対象を相対的に見・・」、取得した専門的な「情報がもっと大きな文脈でどういう意味があるのか」分かるように表現するほどまでに、ならないといけないと立花さんが思っていたであろうことが分かる。
「徹底取材し、集めた事実を鳥瞰(ちょうかん)した視点であみなおし、読者にわかりやすく提示」した立花さんは、その点で、自ら範を示したと言える。
ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術
- 作者: 立花 隆
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/04/16
- メディア: 単行本
以下、当方未読
The Lady Is A Tramp (Frank Sinatra & Ella Fitzgerald) [音楽・ミュージック]
シナトラとエラのデュエットで
The Lady Is A Tramp
https://www.youtube.com/watch?v=xafBWOxqssg
とにかく、たのしい。
内容は、たいへんアメリカ的と言っていい。
自由を感じる。
以下の、ヴォーカリストのabbie k(アビー・ケイ)さんの解説が詳しい。
♪The lady is a trampってどんな曲? 【歌詞和訳】
https://abbiek.net/lyrics/the-lady-is-a-tramp.html
The Lady Is A Tramp
https://www.youtube.com/watch?v=xafBWOxqssg
とにかく、たのしい。
内容は、たいへんアメリカ的と言っていい。
自由を感じる。
以下の、ヴォーカリストのabbie k(アビー・ケイ)さんの解説が詳しい。
♪The lady is a trampってどんな曲? 【歌詞和訳】
https://abbiek.net/lyrics/the-lady-is-a-tramp.html
90歳、ひとり暮らしの危機「転んで寝たきりになっても、《終わり》とは思わなかった」上野千鶴子×澤地久枝 [ニュース・社会]
90歳、ひとり暮らしの危機「転んで寝たきりになっても、《終わり》とは思わなかった」上野千鶴子×澤地久枝
2021/06/26 18:30 婦人公論jp
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/90%E6%AD%B3-%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%82%8A%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AE%E5%8D%B1%E6%A9%9F-%E8%BB%A2%E3%82%93%E3%81%A7%E5%AF%9D%E3%81%9F%E3%81%8D%E3%82%8A%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%82-%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%8A-%E3%81%A8%E3%81%AF%E6%80%9D%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F-%E4%B8%8A%E9%87%8E%E5%8D%83%E9%B6%B4%E5%AD%90-%E6%BE%A4%E5%9C%B0%E4%B9%85%E6%9E%9D/ar-AALtgbV?ocid=msedgntp
「澤地さん、元気かなあ」と思っていた。
いろいろあったようだ。お年もお年だから、それはいろいろある。
いろいろあっても、「おひとりさま」が長いだけに、覚悟ができている。
上野千鶴子先生が、驚く、驚く。あの「泣く子もダマル」上野千鶴子がである。
死を潔く受け入れるという点で、ぼんやりとではあるが、奥さんを亡くしたのち、書けなくなって、自死を選んだ、江藤淳のことを思い出した。
澤地さんは着物をすべて処分したという。
洋服の澤地さんは初めてである。
着物姿の上野さんも初めてだ。
新鮮、新鮮。
江藤淳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E8%97%A4%E6%B7%B3
以下、当方未読
2021/06/26 18:30 婦人公論jp
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/90%E6%AD%B3-%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%82%8A%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AE%E5%8D%B1%E6%A9%9F-%E8%BB%A2%E3%82%93%E3%81%A7%E5%AF%9D%E3%81%9F%E3%81%8D%E3%82%8A%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%82-%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%8A-%E3%81%A8%E3%81%AF%E6%80%9D%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F-%E4%B8%8A%E9%87%8E%E5%8D%83%E9%B6%B4%E5%AD%90-%E6%BE%A4%E5%9C%B0%E4%B9%85%E6%9E%9D/ar-AALtgbV?ocid=msedgntp
「澤地さん、元気かなあ」と思っていた。
いろいろあったようだ。お年もお年だから、それはいろいろある。
いろいろあっても、「おひとりさま」が長いだけに、覚悟ができている。
上野千鶴子先生が、驚く、驚く。あの「泣く子もダマル」上野千鶴子がである。
死を潔く受け入れるという点で、ぼんやりとではあるが、奥さんを亡くしたのち、書けなくなって、自死を選んだ、江藤淳のことを思い出した。
澤地さんは着物をすべて処分したという。
洋服の澤地さんは初めてである。
着物姿の上野さんも初めてだ。
新鮮、新鮮。
江藤淳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E8%97%A4%E6%B7%B3
以下、当方未読
70歳のとき、立花隆氏が若者に贈った言葉
「数年以内に君たちは人生最大の失敗をする」
立花隆が“6時間の最終講義”で東大生に語っていたこと
『二十歳の君へ』より #1
https://bunshun.jp/articles/-/46398
「死を恐れるのは人間の本能です」
10年前、立花隆が“最後のゼミ生”に伝えていたメッセージ
『二十歳の君へ』より #2
https://bunshun.jp/articles/-/46399
記事タイトルと内容はすこし印象がちがう。
それまで仕事に忙殺されてきた立花氏が70歳になって、すこし余裕をもって自分の人生全体を振り返りつつ、若者に贈った言葉が示される。
氏の語りを、そのまま文字起こしした印象である。息遣いが感じられる。
死期の迫った母親の腎臓というバイタルな器官と機能のこと、父親が最後の息を引き取る瞬間を目の前にしたこと、年齢とともに死がどんどん身近なものになってきたこと、三島由紀夫事件は衝撃的であったことなど具体例があげられ興味深い。
***以下は、引用***
君たちの常識では、メディアをちゃんとウォッチしていれば、その報道を通して世の中の動きのたいていのことは分かるはずだと思うでしょう。しかし、メディアの現場を何度も踏んできた人間として断言できることは、メディアの報道をいくらカバーしても、本当に社会で起きている事象の大半は分からないままに終わるということです。特に大事件の場合、報道量は爆発的に増えるけれど、同時に、伝えられないあるいは伝えきれない事実も爆発的に膨れ上がるのです。
僕は、週刊誌の仕事を業として長くやってきましたから、そのようなダークサイドに関して、断片的な情報を日常的にたくさん聞き込んでいました。編集会議にはそういう断片的な聞き込み情報がしょっちゅう出てきます。しかし、それを取材して週刊誌の記事にできるところまで持っていけるかといったら、ほとんどが無理です。活字にできるだけの裏付け証言がとれないままに消えていく話が山のようにあるんです。真偽不明の怪しい噂がゴロゴロころがっているというのがマスコミの裏側です。怪しい話を安易に信じすぎてしまう人間はもちろんマスコミ界では落第者です。若い人の間にありがちな軽信家タイプがそれです。僕も若いころはずいぶんいろんなガセネタに動かされたものです。しかしガセネタに何度か騙されてみないと、ウソとホントの見分け方が学習できません。マスコミの中堅幹部以上はみんなそういう騙されたり、あるいはスレスレの経験者ですから、若手のどんなに面白い聞き込み情報にも厳しい真偽性チェック(ウラ取り要求)をかけてきます。大マスコミほど、そういう懐疑的中堅層の厚みがあるから間違いを犯さないで済んでいるのです。
結局、人間に何ができるかは、その人がそれまでにこなした仕事の量と質両面の関数値です。大学生時代は、自分が将来いい仕事に食らいついていくための現場探しの時間くらいに心得て、自分の能力のブラッシュアップをもっぱら心がけるべきです。自分の脳の中をよく耕して、肥料をたっぷり鋤(す)き込み、ブレインパワーの基盤力を養っておくということです。
立花隆が“6時間の最終講義”で東大生に語っていたこと
『二十歳の君へ』より #1
https://bunshun.jp/articles/-/46398
「死を恐れるのは人間の本能です」
10年前、立花隆が“最後のゼミ生”に伝えていたメッセージ
『二十歳の君へ』より #2
https://bunshun.jp/articles/-/46399
記事タイトルと内容はすこし印象がちがう。
それまで仕事に忙殺されてきた立花氏が70歳になって、すこし余裕をもって自分の人生全体を振り返りつつ、若者に贈った言葉が示される。
氏の語りを、そのまま文字起こしした印象である。息遣いが感じられる。
死期の迫った母親の腎臓というバイタルな器官と機能のこと、父親が最後の息を引き取る瞬間を目の前にしたこと、年齢とともに死がどんどん身近なものになってきたこと、三島由紀夫事件は衝撃的であったことなど具体例があげられ興味深い。
***以下は、引用***
君たちの常識では、メディアをちゃんとウォッチしていれば、その報道を通して世の中の動きのたいていのことは分かるはずだと思うでしょう。しかし、メディアの現場を何度も踏んできた人間として断言できることは、メディアの報道をいくらカバーしても、本当に社会で起きている事象の大半は分からないままに終わるということです。特に大事件の場合、報道量は爆発的に増えるけれど、同時に、伝えられないあるいは伝えきれない事実も爆発的に膨れ上がるのです。
僕は、週刊誌の仕事を業として長くやってきましたから、そのようなダークサイドに関して、断片的な情報を日常的にたくさん聞き込んでいました。編集会議にはそういう断片的な聞き込み情報がしょっちゅう出てきます。しかし、それを取材して週刊誌の記事にできるところまで持っていけるかといったら、ほとんどが無理です。活字にできるだけの裏付け証言がとれないままに消えていく話が山のようにあるんです。真偽不明の怪しい噂がゴロゴロころがっているというのがマスコミの裏側です。怪しい話を安易に信じすぎてしまう人間はもちろんマスコミ界では落第者です。若い人の間にありがちな軽信家タイプがそれです。僕も若いころはずいぶんいろんなガセネタに動かされたものです。しかしガセネタに何度か騙されてみないと、ウソとホントの見分け方が学習できません。マスコミの中堅幹部以上はみんなそういう騙されたり、あるいはスレスレの経験者ですから、若手のどんなに面白い聞き込み情報にも厳しい真偽性チェック(ウラ取り要求)をかけてきます。大マスコミほど、そういう懐疑的中堅層の厚みがあるから間違いを犯さないで済んでいるのです。
結局、人間に何ができるかは、その人がそれまでにこなした仕事の量と質両面の関数値です。大学生時代は、自分が将来いい仕事に食らいついていくための現場探しの時間くらいに心得て、自分の能力のブラッシュアップをもっぱら心がけるべきです。自分の脳の中をよく耕して、肥料をたっぷり鋤(す)き込み、ブレインパワーの基盤力を養っておくということです。
海賊と呼ばれた男 出光佐三 [ドラマ]
YouTubeに「海賊と呼ばれた男」がアップされている。てっきり、百田尚樹原作に依るものと思った。と、同時に、著作権のことを考えた。「全編がアップされるわけがない」。
アップされていたのは東宝製作の件の映画ではなく、出光興産が自社製作した劇場未公開作品であることが分かった。それにしては、たいへん豪華な俳優陣である。木村功をはじめ懐かしい役者が多数出演している。
社員教育のために製作されたものであることがはっきり分かる映画だが、しっかり前・後編を見、楽しむことができた。
海賊と呼ばれた男 出光佐三 「映画 日本人」1/2
https://www.youtube.com/watch?v=IBCtIrYtguI
海賊と呼ばれた男 出光佐三 「映画 日本人」2/2
https://www.youtube.com/watch?v=Yw5ya3yxDmo
第一次大戦前後の時期の創業からの10年間が描かれる。
冒頭、出光佐三ご本人がタイトルを揮毫するところから始まる。
タイトルは『日本人』。
日本人はかくあるべしという佐三氏の願いが込められているのだろう。
百田尚樹原作映画は「予告」編を見たが、「ファナティック(fanatic)」な印象を受けた。自社製作劇場未公開の方が、ずっとフツウな感じがする。
「海賊とよばれた男」予告
https://www.youtube.com/watch?v=KEhm_6U2XPs
アップされていたのは東宝製作の件の映画ではなく、出光興産が自社製作した劇場未公開作品であることが分かった。それにしては、たいへん豪華な俳優陣である。木村功をはじめ懐かしい役者が多数出演している。
社員教育のために製作されたものであることがはっきり分かる映画だが、しっかり前・後編を見、楽しむことができた。
海賊と呼ばれた男 出光佐三 「映画 日本人」1/2
https://www.youtube.com/watch?v=IBCtIrYtguI
海賊と呼ばれた男 出光佐三 「映画 日本人」2/2
https://www.youtube.com/watch?v=Yw5ya3yxDmo
第一次大戦前後の時期の創業からの10年間が描かれる。
冒頭、出光佐三ご本人がタイトルを揮毫するところから始まる。
タイトルは『日本人』。
日本人はかくあるべしという佐三氏の願いが込められているのだろう。
百田尚樹原作映画は「予告」編を見たが、「ファナティック(fanatic)」な印象を受けた。自社製作劇場未公開の方が、ずっとフツウな感じがする。
「海賊とよばれた男」予告
https://www.youtube.com/watch?v=KEhm_6U2XPs