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4:古い映画と最近のドラマに見る身体の動き  [スポーツなぞ]

先日、当該ブログに「日本文化の粋は江戸時代・・」と高岡英夫氏が記していると書いた。そう書きながら、「そうは言っても、古刀のほうが新刀より丈夫でよく切れるという話しもある・・」という思いが浮かんだ。

古刀とは、江戸時代より前に鍛えられた刀を指す。新刀は、徳川の平和の影響もあり、実用品というより装飾美術品になってしまった。

Wikipediaの『日本刀』の項目をみると、鎌倉時代《日本刀の黄金期を迎えた[14]。21世紀時点で日本刀は100件以上が国宝に指定されているが、そのうちの8割が鎌倉時代の刀剣で7割が太刀である》とある。

であれば、江戸時代より前もバカにはならないということである。実用品として日本刀が生きていた時代、日本人の身体の動きもそれに応じたものであったと考えられる。そう言えば、飯篠家直、塚原卜伝、上泉伊勢守など名だたる名人上手は江戸より前、室町、戦国時代の人である。

剣豪人物一覧
https://japan.fandom.com/wiki/%E5%89%A3%E8%B1%AA%E4%BA%BA%E7%89%A9%E4%B8%80%E8%A6%A7


などと、考えていたら、面白いビデオがあった。

元寇を圧倒的戦力で退けた世界最強の鎌倉武士団|小名木善行
https://www.youtube.com/watch?v=Xh7D5_5lwK8

小名木善行氏の動画は以前にも視聴している。少々「うさんくさく」思いながら見た記憶がある。そういう気分を当方は誰(の話し)に対しても持つべきであるように自戒している。そう思いつつ、今回も面白く視聴した。

動画『明治150年 真の日本の姿(1~6)』を視聴 
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2020-11-06

ここのところ読んでいる長大な小説がある。陳舜臣著『チンギス・ハーンの一族』である。世界を席巻する一大帝国を築いたモンゴル人の家族への興味から読み始めた。

チンギス・ハーンの一族 1 草原の覇者 (集英社文庫)

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  • 作者: 陳舜臣
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2000/05/19
  • メディア: 文庫



チンギスの孫フビライのつくった「元」が日本に攻めてくる。元寇である。それを「退けた」のは「神風」ということになっているが、小名木氏は「鎌倉武士団」の働きについて述べる。しかも、鎌倉武士団は「世界最強」であるという。

周辺諸国を席巻する一大強国を「退けた」日本人の話は確かにかっこいい。

小名木氏は、自分の動画サイトのキーフレーズを「日本をかっこよく」としている。その話しは啓発的であるし、話しぶりは「講談」なみにオモシロイが、鵜吞みにしては危うい。氏自身、仮説は仮説であるとして話してくれてはいるが、聞く方も、仮説は仮説として聴く必要がある。


ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀

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  • 作者: 小名木善行
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2021/04/27
  • メディア: Kindle版




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