SSブログ

「兵法とは平和の法なり」飯篠家直

『剣豪人物一覧』の古い時代の方から調べてみた。
https://japan.fandom.com/wiki/%E5%89%A3%E8%B1%AA%E4%BA%BA%E7%89%A9%E4%B8%80%E8%A6%A7

飯篠家直が魅力的である。

飯篠家直
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%AF%E7%AF%A0%E5%AE%B6%E7%9B%B4


Wikipediaに示された肖像画は、好々爺然としている。刀鍛冶の温厚な師匠のようでもある。武術家のようではない。

Wikipediaによると、《千葉氏宗家に仕えていた家直は、この様(千葉氏宗家の滅亡)を目の当たりにし武芸をもって武士として生きることに虚しさを覚え、そして「武術とは互いに血を流し合う“戦さ”のためのものではない」という信念のもと、剣の極意、武術の奥義を究めるための修行に打ちこんだ。

家直は、武神経津主神を祀る香取神宮の奥の宮に近い梅木山に篭り、1千日の厳しい修行の末、「兵法とは平和の法なり」との悟りを得たとされる。この修行で梅の古木の上で「汝、後に天下剣客の師とならん」と経津主神の啓示を受け、一巻の神書を与えられたとし、このことから経津主神に由来する名を冠した「天真正伝香取神道流」を創始した》と、ある。

さらに、次のようにある。《「真実の武道は人の心にあり、人の道である。心の中が善であれば、武芸は人を助け世の中を平和にする。したがって自分自身を完成された人間に近づける努力をしなければならない」と門人たちに諭し、心身鍛練の術として武士から庶民まで広く教えたとされる》。

それで、102歳まで生きたという。うらやましい限りである。


「兵法と剣の極意」とはつまり、戦わないということ
津本陽と井伊達夫による対談本『史眼』から
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2012-12-31


単なる「狸おやじ」に267年もつづく平和な体制を樹立できるわけがない。
https://kankyodou.blog.ss-blog.jp/2013-04-05?comment_deleted=1&time=1627453682


徳川家康

徳川家康

  • 作者: 山本 七平
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2021/07/28
  • メディア: 単行本




共通テーマ:日記・雑感