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養老大先生は大地震に期待している?

世界全体もそうだが、日本も救いようのない状態になっている。

養老孟司大先生と斎藤幸平氏の対談を視聴した。大先生は社会が変わるためには、大地震を待つしかないように感じておられるようである。煎じ詰めれば、「バカは死ななきゃ治らない」ということなのだろう。

冗談でなく、実際のところ、大地震に見舞われたなら、個人も社会も変わらざるをえなくなる。

それに期待せざるを得ないくらいに、硬直化した人間はバカを突き進む。

【養老孟司vs斎藤幸平】脱GDPを武器に!脳化社会とは?【マルクス主義者】
https://www.youtube.com/watch?v=2T6YJh_P5NU


地震の源とされるナマズに関する資料を見ていたら次のようにあった。

1855年(安政2年)に起きた安政大地震を契機に出回った浮世絵「鯰絵」は、幕府の発禁令にも関わらず、地底の大ナマズが地震を引き起こすという民間信仰にのって江戸市中を賑わした。「鯰絵」では、地震を起こすナマズは破壊者であると同時に、新しい世の中を創造する救済者として描かれている。多くは相次ぐ天災や政治の混迷などに対する民衆の憂さ晴らしに使われ、一部で地震の護符や守り札とされた。
https://www.zukan.earth/descriptions/8/1756790

地震は破壊をもたらし、それは「新しい世の中を創造する」きっかけとなる。

破壊が徹底的で甚大なほど、新しくならざるを得ない。南海トラフやら東京直下などがいつ起こるか騒がれる背後には、不安と同時に、それをある意味、期待しているところがあるのかもしれない。



なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

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「転んでもただでは起きない」「倒るる所に土を掴む」 [生き方・人生]

「転んでもただでは起きない」と耳にするが、本来は「転んでもただは起きぬ」だそうである。

転んでもただで起きない とはどういう意味ですか?
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1422504854

「転んでもただは起きぬ」が正解
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1235649372?query=%E8%BB%A2%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%82%E3%81%9F%E3%81%A0%E8%B5%B7%E3%81%8D%E3%81%AC


転んで痛い思いをして得たモノからどんどん富んでいく話に「わらしべ長者」があるが、歴史上の実在の人物による凄い実例がある。「転ぶ」などというレベルではない。いのちを落とすような谷に転落して、いのちだけでなくオマケをつかんで生還した話である。なんでも「受領は倒るる所に土を掴め」という言葉がはるかむかしからあって、それをその御仁は実践して見せたらしい。その御仁とは藤原 陳忠(ふじわら の のぶただ)。

「わらしべ長者」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%B9%E9%95%B7%E8%80%85

藤原 陳忠(ふじわら の のぶただ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E9%99%B3%E5%BF%A0

わらしべ長者も藤原陳忠の逸話も『今昔物語』に登場するという。

わらしべ長者は物々交換によってどんどん富んでいく話である。後に長者となる人物は、自分の現在持つモノを大切にしている。交換の動機は相手のモノが自分のモノより良さそうだからではない。信心や思いやりが心底にある。それが結果として、貧乏人を長者へと推し進めるものとなる。今昔物語の中では、いわば徳のある話として扱われているのだろう。

それに対して藤原陳忠の話は、「受領は倒れるところに土をつかむ」の実践編というべき話で、どちらかというとその後の陳忠の生き方もあって、決して徳のある話としては扱われてこなかったようである。いわば陳忠は反面教師扱いになっているのだろう。

受領は倒れるところに土をつかむー今昔物語
https://kimagurebi.exblog.jp/4440255

紫式部は受領階級の娘 転勤族・中級貴族の代名詞、平安時代における「受領(ずりょう)」とは何か?
https://sengoku-his.com/1996

しかし、である。

起きうるすべてのことからなんらかの価値を引き出せたなら素晴らしいではないか。陳忠の話など、水底から命懸けで真珠貝をすくいとる海女を想像させもする。

「禍福はあざなえる縄のごとし」という大局的人生観のもとで「災い転じて福となす」精神があれば、実際に富むかどうかは別にして、人生面白いにちがいない。

そんなことを考えつついたら落語の『愛宕山』とトルーキンの『ホビットの冒険』を思い出した。

【落語】古今亭志ん朝「愛宕山」rakugo kokonteishincho atagoyama
https://www.youtube.com/watch?v=0neAwMmT-hU
落語名人会 3

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「無一文になった自分を助けてくれる仲間はいるか」アドラーが教えてくれる"信用と信頼"の決定的違い
そして人間関係の悩みは一つもなくなった
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https://president.jp/articles/-/78067

「早く行きたければひとりで行け。遠くまで行きたければみんなで行け」

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そして、この頃から「会社員以外で稼ぐ」という目的が叶いはじめたのです。


これといった強みのない30代"超受け身社員"をたった1年で給料を超える副収入を稼ぐ男にしたコーチの質問
https://president.jp/articles/-/78065
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小泉 健一(こいずみ・けんいち)
PRESIDENT Online
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