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日本人のイジワル性が証明された⁈ [スピリチュアルな話題]


日本人は「世界一礼儀正しい」が「世界一イジワル」だった...「自分の利益より他人の不幸を優先する度合い」を測る実験で「日本人ダントツ」の衝撃結果がヤバすぎ
https://gendai.media/articles/-/114362?imp=0

週刊現代の記事がmsnなどネット上に拡散している。実験で日本人のイジワル性が証明されたという。記事をみると南カリフォルニア大生より筑波大生の方が5倍イジワルになっている。日本人は総じてイジワルのようだ。その理由を見れば、国民一律同調する傾向の裏返しのようである。

記事にはギリシャ神話やユダヤの伝承からイジワルの起源が示唆されている。人間からイジワルは切っても切れないもののようだ。

自分が損をしても相手に得をさせない。自分の立場が少々危うくなっても相手に優位を与えない。自分も相手も共に良いものを得られるならその方がいいと思うが、抜け駆け、タダ乗りするような者を見かけたなら、ゴキブリのように追い回し叩きのめす。

そこまでは書いていないが、オモシロイ記事だ。読んでいて『イソップ物語』にあったお話を思い出した。船に敵同士が乗っていて、ふたりは舳:船首と艫:船尾に分かれた。船は嵐に遭遇する。カタキのどちらかが言うには、沈むときにはアッチの方が先に沈むので、それが嬉しい。

ひどい要約だがそんな話である。憎き相手には、自分以上に苦しい思いをさせてやりたい。たとえ、自分の身に不利益が及んでもそうなると嬉しい。

とても世界三大宗教の教義に推奨される精神態度ではナイ。フツウの人のフツウの精神状態においてはヨシとされるものではない。第一に良心が機能する。しかし、それでも何事かあるとイジワルが露呈する。個々の良心を押しのける。イジワルが集団化すると度し難くなる。

こうして書いていて、ウクライナとロシアのことが想起された。集団化したイジワルにイジワルが結びついて、そのうち「死なばもろとも」などとならなければいいと思う。

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『2人の敵同士』(イソップ物語(寓話))
https://www.libral.jp/968

2人の敵同士が、同じ船に乗り合わせました。彼らはお互いに距離を置きたかったので、1人は船首へと上がって行き、もう1人は船尾へと行きました。お互いに、しばらくその場にいました。

すぐに激しい嵐が吹き荒れ、船が沈没しはじめました。船尾に立っていた男は、舵取り人に、船はどの部分から先に沈むのかを尋ねました。「船首だよ。」と舵取り人は言いました。「そうなればいいんだ。」と男は言いました。「死ぬことなんて怖くないさ。自分の敵が先に死ぬのを見ることができるのならね。」

人々は、互いに大きな敵意を感じると、恐ろしさに苦しむことをあえて選ぶことがあるのです。そうすれば、自分と共に相手も苦しんでいるのを見ることができるからです。


イソップ寓話集 (岩波文庫)

イソップ寓話集 (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1999/03/16
  • メディア: 文庫



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