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2008米映画『パッセンジャーズ』を見た [ドラマ]


パッセンジャーズ 特別版 [DVD]

パッセンジャーズ 特別版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2009/09/09
  • メディア: DVD



Amazon prime video で上記映画を見た。

航空機事故の生存者の心理的ケアを図る女性が主人公。アン・ハサウェイが演じている。

驚くべき内容である。というより、そのストーリー構成、その展開に驚いている。結末頃になって、そのトリックに気づいて呆然とした。主人公が衝撃を受けるところで見ている側(観客)も驚くように作ったのだろう。原作小説はなくシナリオがオリジナルであるようだ。また、わずか1時間半の映画に、多くの内容を盛り込んでいることにも感心している。

物語のエッセンスは何かといえば、貴方の一度きりの人生、いのちを慈しんでお過ごしください、といったところになりそうだ・・。♪ いのち短し~恋せよ乙女~ ♪ である。


人生、飛行機事故ならずとも、いつなんどき何ごとが起こるか分からない。ある意味「一寸先は闇」である。大切な機会、めぐり合わせがあるなら、それを捉えることも大切である。慎重にすぎて大事な機会を失うこともありえる。

人生とは何か考えると、まったくアタリマエのことでありながら、映画というビジュアルなカタチでその縮図を見せつけられると、ショックを覚える。

もっとも、そんなことは古くから言いならわされている。世界の古典中の古典『聖書』にも、そのことは記されてある。しかし、分かっていながら、実際のところ、自分の身に物事が降りかからないと分からないのが人間というものなのだろう。もっとも、「死」が降りかかった時には、人生は終わりなのだから、そのときに考えても遅いということになるわけなのだが・・

ちなみに『聖書』の言葉とは、「伝道の書」というソロモン王が書いたとされる部分で、以下のようなもの。

生きている人は自分が死ぬことを知っている。しかし,死んだ人は何も知らない。何かを得ることもない。思い出されず,忘れ去られる。 また,彼らには愛も憎しみも嫉妬もすでになく,太陽の下で行われることに何の関わりも持たない。// さあ,喜びながら食物を食べ,上機嫌でぶどう酒を飲みなさい。真の神はあなたの行いをすでに喜んでくださった。(略)神があなたに与えてくださった,地上での短い生涯の間,愛する妻と一緒に人生を楽しみなさい。それが,地上で一生懸命に働くあなたに対する分け前だからである。 あなたにできることは何でも,力を尽くして行いなさい。あなたの行く場所,つまり墓では,働くことも考えることも学ぶことも理解することもできないからだ。
伝道の書 9章から
https://wol.jw.org/ja/wol/b/r7/lp-j/nwt/21/9#study=discover

聖書は「霊魂不滅」を否定している。
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2006-05-13

舊新約聖書―文語訳クロス装ハードカバー JL63

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  • 作者: 日本聖書協会
  • 出版社/メーカー: 日本聖書協会
  • 発売日: 1993/11/01
  • メディア: 大型本




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