作家の半藤一利さん死去 90歳

作家の半藤一利さん死去 90歳
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90歳であるから、いつ亡くなっても不思議ではない年齢だ。

これで昭和の、そして戦争の生き証人がまたひとり居なくなった。

戦争の生き証人とは言っても、昭和5年生まれだから、終戦時の年齢は15歳といったところだ。先ごろ亡くなった野坂昭如、渡部昇一といった人々と同じである。兵役についたわけではない。

みんな鬼籍に入ってしまった。

気分としては、いよいよ昭和はとおくなりにけりという感じだ。


当方が半藤さんを認知したのは、「司馬遼太郎の勉強法」と題するNHK『クローズアップ現代』にゲスト出演していた時だ。テレビ出演で上がってしまったらしく、言い間違いをなんどかしていたのを思い出す。60代半ばのころだと思う。

それから、しばらくして『日本のいちばん長い日』の作者であることや、文春の編集長であったことを知った。立花隆さんが「昭和の戦争についてもっとも知る人のひとり」と言っていた。それで、一目置いたわけである。

最近、保坂正康さん秦郁彦さんら数人と歴史研究をしている話を聞いた。

もっと最近では、たまたま出向いた神保町ですれ違った。

２ 東京へ （近世日本人代表ミイラ-戦前の出版検閲・展示～出版文化を代表する「顔」に会う）
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2018-01-12

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