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自殺を考えているなら、相談を、ただし、生きるために [スピリチュアルな話題]

続く著名人の自殺、精神科医「安易な推測、連鎖を助長」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4d7df99be5f00cdc83b1c55b0cf960a127a81d3

上の記事を紙の(朝日)新聞で読んだ。紙で読んでも、ネットで読んでも、同じ内容だが、紙の紙面は印象が薄い。新聞1ページのなかでの、その部分の大きさを考えると、それほど大きな扱いではない。ネットで見れば、ディスプレイ画面全体を占めるものが、新聞では紙面のほんの一部分を占めるだけである。いのちの重要さを考慮するなら、紙面全体をつかってもイイほどの内容である。

その記事から、自殺を考えているなら、まずは相談してみることの大切さが分かる。記事中に紹介されているが、そういうボランティア団体がある。よく聴いてもらうと、自分の悩みがカタチをとってくる。漠然とした悩みが、解決すべき問題として立ち現れてくる。そうなれば、どのように立ち向かっていくべきかも分かる。最終的には、自分で対処していかなければならないが、聴いてもらう相手がいるだけでもこころ強いにちがいない。

しかし、残念ながら、そうする前に、自殺を選んで実行してしまう。

今朝の「読売新聞」に、神奈川県座間市で、自殺志願者を次々9人殺した猟奇殺人事件のことが出ていた。殺された人たちは、相談する相手を間違えていたといえる。本来なら、生きるために相談すべきであるのに、死ぬ手助けをしてくれる人物を探して、相談している。9人のひとりひとりのプロフィルも出ていたが、どうしても死ななければならない理由はナイように感じられる。かえって、恵まれすぎていて、暗い方面にあこがれてしまったのかとさえ感じる。

座間9遺体事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%A7%E9%96%939%E9%81%BA%E4%BD%93%E4%BA%8B%E4%BB%B6

それほど真剣に死を考えていなかったのに、犯人とのSNSのやりとりの中で、死へと誘導されてしまったのだろう。であれば、そのような、怪しげな個人とのやりとりは最初から敬遠(というより遮断)したほうがいいにちがいない。

当方、「いのちの電話」主催の連続(たしか5回)講演会に出たことがある。それに出席して、さらに講習をうけると「いのちの電話」のボランティア相談員になれると聞いた。そこまでの意向はなかったので、講演会に出ただけで終わった。相談員としての責任を果たすには、やはりそれなりの知識や資格が求められて当然に思う。

しかし、世の中には、資格もなく、やさしく寄り添うフリをして、実のところは、性的欲望を満たすことや金銭的見返りを求めるだけのオオカミのような輩がいる。

くれぐれも、相談相手をまちがえないようにする必要がある。

以下、当方未読

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  • 出版社/メーカー: 岩波書店
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  • メディア: 新書



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