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丸谷才一の読書法(トリアタマのすすめ ?!) [本・書評]

丸谷才一の読書法について調べてみた。

と、言っても、その著作を実際に読んで確かめたわけではなく、他の方がそうしたものの中から、情報をひっぱりだした。『思考のレッスン』のブックレビューを参考にした。


思考のレッスン (文春文庫)

思考のレッスン (文春文庫)

  • 作者: 丸谷 才一
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/10/10
  • メディア: 文庫



そこには、以下のようなものがあった。


#「鳥頭○○」さんのレビューから抜粋

・読書の最大のコツは、その本を面白がること。その快楽をエネルギーにして進むこと。読書の効用は、1.情報を得られること。世の中には自分の知らないことがたくさんある、2.考え方を学ぶこと、3.書き方を学ぶこと

(レビューアーの鳥頭さんの「鳥頭」はバードブレインを意味するのだろうか。レビューを見ると、とても、トリアタマには思えない。よく整理されている。大体において、自分をトリアタマと称する人が、ほんとにトリアタマのはずがない。コピペをすると、トリアタマになるように聞くが、当方の場合トリアタマに「なる」以前に、もともとそうなので、レビューのコピペを勝手ながらヨシとさせてもらう。ということはつまり、当方と紀子氏とは眷属になるということか・・・。ちなみに英英辞典では、birdbrain: a foolish or unintelligent person / / a stupid or scatterbrained personとある)。

面白がるエネルギーを読む力にして押し進む。その際、学ぼうとする姿勢を保つ。目標を明確にし、謙虚である。

学ぼうとする謙虚さがおおくをもたらすということか・・・。

「水は高きから低きに流れる」。

赤塚不二夫さんのこと 
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2008-08-03-1


#南河内○○氏のレビューから

「考えること」「読むこと」「書くこと」/ あたりまえのことだが、それぞれ相互に関連しているということ。/ 中でも大切なのは、自らの頭で「考えること」。/ この本の主張は、ずばりこれだ。// 本のタイトルである「思考のレッスン」の最初の一歩は、/ 「不思議だなあ」と感じること。すなわち「良い問い」を発すること。/ そしてその「謎」(=疑問)を育てること。/ その際、自分の中に他者を作って、/ そのもう一人の自分に謎を突きつけていくことの重要性を指摘している。 ⇒<謎の明確化・意識化> // まずは、自分の心の中を眺める。見渡す。調べる。/ あわてて本を読んではならないともいう。/ そして、その謎に対して、直感と想像力を使って大胆不敵に、/ かつ大局観を持って仮説を立てること。// まさしく「良い問いは良い答えにまさる」なのである。 

「謎」を深めておく。本を読む前に、その本から得られるであろうことを(仮説を立てるなどして)明確にしておく。そのようにして、「知の空白」をつくっておくと、その真空状態に、おのずと「知識・情報」が流れ込む。

読む前に、「知の空白」をどれほど大きく育てておくかが重要なようだ。つまり、ある意味において、アタマをカラッポにしておくといいようだ。


なーんだ、結局のところ、バードブレインでいいんではないか・・。

自分は、「ほんとにトリアタマ」と思っている人ほど、賢くなれる。

トリアタマ万歳


好奇心は知識に連動・・(『子どもは40000回質問する』光文社刊から
http://kankyodou.blog.so-net.ne.jp/2016-05-31-1

鼎談・読書について 筒井康隆さん×丸谷才一さん×大江健三郎さん
https://ameblo.jp/lovemedo36/entry-10787920065.html

クラウド時代の思考術―Googleが教えてくれないただひとつのこと―

クラウド時代の思考術―Googleが教えてくれないただひとつのこと―

  • 作者: ウィリアム・パウンドストーン
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2017/01/25
  • メディア: 単行本



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