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感銘を与える青春映画『遠い空の向こうに』 [ドラマ]


遠い空の向こうに [DVD]

遠い空の向こうに [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: DVD



ひさびさに古い映画をひっぱりだして見た。実話に基づくものだという。

採炭がジリ貧に向かう田舎の炭鉱町。主人公は高校生。スプートニクに刺激されロケット開発を目指す。父親は、炭鉱のボス。ロケットにうつつを抜かしていると見なす父との確執を経ながら、主人公は仲間、先生、年長の友人たちの協力・支援を得つつ、ロケットの打ち上げについに成功する。さらには高校生たちの間で行われる科学関連の賞を受賞し、父の理解も勝ち得て、田舎を飛び出して行く・・。

田舎を出て夢を実現することと、炭鉱から宇宙へ飛び立つことが、対照させられている。


DVDを手に入れて最初に見たときよりも、感動した。いい映画だと思った。繰り返し見たく思わせる力がある。お金はそれほどかかっていないだろう。こういう映画で、まだ見ていないものも多くあるはずだ。

松井のホームランの飛球の角度スピードを見て感じるようなのを「感銘」と言う、というようなことを芥川賞作家の誰か(たぶん、保坂 和志)が書いていたように覚えているが、ロケットの打ち上がる様を、ちいさなテレビ画面上で見ていても、感動した。

賞賛を言い表すのに「見上げたもの」と言うが、文字通り「見上げた」映画。


ちなみに、父親役がどこかで見たような気がすると思って、ウィキペディアで調べたら、『カポーティ』で刑事役をした人物(クリス・クーパー)だった。重厚な演技をするいい役者だ。

『冷血』の著者 T・『カポーティ』の映画を見た
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2016-02-27


カポーティ [DVD]

カポーティ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD



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