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ユタ州で思いだした、モルモン教 [スピリチュアルな話題]

今でも頑張っているのだろうか・・

外人青年がふたり、必ず組になって、特徴のあるヘルメットをかぶり、自転車に乗って布教活動をしていた。モルモン教の宣教師である。

かれこれ40年近く前の高校時代の話。英語を学べるというので、モルモン教会に足を運んだことがある。当時、生の英語に接する機会はほとんど無かったし、そうした機会が得られるというので、勇んで出かけたのだ。誘ってくれた級友は、すでに洗礼を受け、モルモン教徒になっていたらしいのだが・・。

行きはじめた当初、外人青年が英語会話の相手となってくれた。名前を覚えている。ひとりはアマテッジと言った。若いのに、みな彼を「長老」と呼んでいた。日本語をしゃべると「英語を使え」と言われた。

聖書の話も出た。イエス・キリストの話も出た。“Christ hung on the cross・・” と言うので、“首を”hungされたのかとジェスチャーをして当方は応じた。その程度であるから、およそ信仰から遠いところに自分はいた。

それでも、なんとか信者にしたいというのが、相手の意向であったようである。もっとも、そのことに気付かずに出かけたのだから、やはり若かったのである。今でも、大学などで、若者を、本題から離れたところから始まって、徐々に勧誘していくのが、怪しげな(怪しい)宗教の常套手段であるように聞く。英語スキーなどのサークル活動を表向きの理由にして勧誘し、ついには、山里などへ連れて行き、信者の中に逃げられないようにして入れ、皆でよってたかって偏った(間違った)観念を植え付ける・・、いわゆる、「マインドコントロール」である。


何度か通ううちに、日本人の「長老」も加わっての“まじめな”勧誘になった。だが、応じなかった。

モルモン教のハジマリについての紙芝居を見せられた。覚えているソノ内容は・・、

アメリカでの話。ジョセフ・スミスという若者が、街のなかで生じている、同じキリスト教徒同士の(宗派の違いによる)争いを見て、たいへん辛く悲しい思いをしていた。そのことで神に祈っていたところ、インディアンの姿をした天使があらわれて、どこどこを掘れという。そして、そこを掘ったところ、解読不能の文字の記された黄金の板が出てきた。天使の助けを得て、ソレを翻訳したものが、「モルモン経(けい)」というモルモン教の聖典なのだ、という・・・、

自分は、反論した。

もし神と呼びうる存在が確かにいて、ジョセフ・スミスの祈りにこたえようとするなら、新たに「モルモン経」など与えて、新たな教派を起こすだろうか。かえってソノことはさらなる混乱を生み、悲しみを増やすに過ぎないのではないのか。本当に、聖書の著者と呼びうる神がいるのであるなら、正典とすでに見なされている聖書ソノモノに注意を促すのではないのか・・・、

・・・その後、モルモン教会に、足を運んだことはない。

外人青年が、ふたりして、自転車でやって来ることもない。


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