「5度の再発」で生存率0%と宣告された女性(『週刊女性』8月1日号から) [健康関連]
『週刊女性』8月1日号に
「5度の再発」で生存率0%と宣告された女性
命を救った「常識外れのがん治療」
と題する記事。
リード部には
がんの治療法は進み、多くの場合、助かる見込みが増えてきた。しかし「再発」すると、途端に生存率は低くなるーー。 そんな現在の医学界の常識を超え、5度の再発でも根治し、10年間、元気に生きている女性が存在する。り患したのは「子宮頸がん」。お風呂での最初の異変から、治療、再発に次ぐ再発・・・。 「誰かの希望になれば・・・すべてをお話しします」
経験を語るのは、がん患者をサポートするNPO法人「スマイルステーション」の代表理事を務める善本孝香(としか)さん。
医学界には「標準治療」というものがある。いわば医学界の常識である。「いまの医学界では標準治療を終えたあとにがんが再発してしまうと、治療の選択肢がほとんどなくなり、多くの場合、治すためではなく延命のための全身抗がん剤が行われます。いったん再発すると標準治療では積極的な治療を推奨していないので、多くの医師は”治療”することをあきらめざるをえない」のだという。
ガン転移に関しては「全身転移説」と「少数転移説」とあるそうだが、後者の立場から治療を行う医師の助けを善本さんは得る。岡田直美医師である。病巣部にだけ高濃度の抗がん剤を流し込む治療を受ける。
「動脈化学塞栓療法」という治療法で、本来は肝臓がんの標準治療だが、それ以外のガンでも一定の効果があるという。
標準治療以外の治療は、保険認可がおりていない自由診療で、高額な医療費を請求されるイメージが強いが、実は保険診療下で行える治療法もあるのだ、という。実際のところ、善本さんが受けた治療で保険適用がされなかったのは重粒子線がん治療だけだそうである。
善本さんのメッセージは簡単だ「生きたいならあきらめてはダメ」である。
ただ当方がそう思うにすぎないが、がん闘病の苦労(治療のたいへんさ)を思うと、高齢者ほど「もういいや」となりそうである。音を上げそうである。そういうことではダメということになるのだろう。
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