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見るのは文字通りの目だけ? [本・書評]

おなじモノを見ていてもより広く深く見る人もいる。見えない部分を洞察する人もいる。「歴史をうがつ眼」と題された本は、作家松本清張の本。

じっさいに書かれていない記録のこされていない史料のスキマを清張は覗き見た。人の見逃すモノを捉える眼をもっていた。

この本には司馬遼太郎との対談が掲載されている。歴史好きには垂涎の書といえるだろう。ただ50年前の内容であるから、書かれている内容自体アカデミズムからいってどうなのだろうかと疑問符が付く。

本書で強調されているのは松本清張の歴史を見る見方である。

この本のレビューを昨日Amazonに投稿した。
https://kankyodou.blog.ss-blog.jp/2023-03-01

歴史をうがつ眼 (単行本)

歴史をうがつ眼 (単行本)

  • 作者: 松本 清張
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2022/12/20
  • メディア: 単行本



もう一冊、文字通りの目ではなくして見る方法が示されている本。視覚障害者ゆえ文字通りの目で見ようがない。それでも彼・彼女たちは、見ることができる。下記の本は、視覚・聴覚障害者を理解するうえでの良書である。今朝、この本のレビューをAmazonに投稿した。

https://kankyodou.blog.ss-blog.jp/2023-03-02

指と耳で見る、目と手で聞く: 視覚障害・聴覚障害のある人の暮らす世界 (なるにはBOOKS別巻)

指と耳で見る、目と手で聞く: 視覚障害・聴覚障害のある人の暮らす世界 (なるにはBOOKS別巻)

  • 作者: 金治 直美
  • 出版社/メーカー: ぺりかん社
  • 発売日: 2022/12/27
  • メディア: 単行本




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