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アチラの国葬、コチラの国葬、国総もかぶって、どないしよう [ニュース・社会]

エリザベス女王が亡くなって国葬ということだ。なんでも聞くところによると、何十年も前から準備がなされてきたような話である。たとえ女王とはいえ、人はいつか亡くなるから、国葬とするにせよ、どのように為すべきか、時代の推移なども考慮しつつ計画が策定される必要もあり、そういうことになるのだろう。

それに比べたならコチラの国葬は、ひとことで言えば「拙速」そのものではないのか。そもそも前例といえば、吉田茂である。国を挙げての行事でありながら国民の意向が分裂しているなど恥ずかしい話である。この分裂した状況になることが予想できなかったとするなら、おバカの領域に入るのではなかろうか。

以前、アメリカ航空宇宙局のことがテレビ放映された。大事故を起こしたものの搭乗員3名が生還したアポロ13号をめぐる番組だった。そこでNASAは失敗とそれに伴う搭乗員の死も想定して、大統領の発表するコメントまで用意しているということだった。アメリカとはすごい国だと思ったものである。

ついでに言えば、ロケットで実際に宇宙飛行するよりシミレーション訓練の方がずっと大変だという話もしていた。ほとんど起こりえないものも含めありとあらゆる状況を設定した訓練を行い(時には「全員死亡とか」言われつつ)飛行士たちは宇宙に向かうわけである。

コチラの国葬は既に海外要人に招待状も出したことであろう。で、あれば、もう引っ込みもつかないだろう。そしたら、今度は国連総会と日程がかぶっているという話だ。国葬と国総が重なったということである。これも想定外ということだろうか。

アチラの国葬、コチラの国葬、国総もかぶって、どないしようといったところか・・

国連総会と日程丸被りで海外要人から総スカン…岸田首相「国葬」の大誤算
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d2f9f4e75b4f98cf1fb8d7162006e2f35523950


国葬の成立 明治国家と「功臣」の死

国葬の成立 明治国家と「功臣」の死

  • 作者: 宮間純一
  • 出版社/メーカー: 勉誠出版
  • 発売日: 2015/11/18
  • メディア: 単行本




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