2:古い映画と最近のドラマに見る身体の動き [スポーツなぞ]
映画・ドラマに見る日本人の身体運動能力について先の更新で記した。
日本人の身体運動能力は、どんどん劣化しているようである。
ちょうどオリンピック開催中である。驚くべきパフォーマンスをみることもできる。大リーグで活躍する日本人選手もいる。しかし、それはほんの一部、一握りにすぎない。全体を見渡す時に、総じてダメになっている。
高岡英夫という人物がいる。東大を出て、先生をしていた。『身体調整の人間学』には、明治大学教授の斎藤孝氏が東京大学(院)在学時、その指導をしたことが記されている。その後、野に下って「運動科学総合研究所」を設立した。多くの著作をものしているが、「ゆる体操」の先生というと、一番わかりやすいにちがいない。
1995年、書店で高岡英夫の著作『意識のかたち』を手にした。身体意識の本だった。驚愕した。書籍巻末の紹介を見て、出版社に電話をし、5冊ほど他の著作を取り寄せた。ビデオ(当時VHS)も所持して見るようになった。
高岡氏によると、江戸時代が日本文化の粋で、身体能力もその頃が最高であったという。
橋本聖子が現役のころ、あまりに力に頼った動きをしているので、もっとゆるんだ動きをするよう指導しようとアプローチしたが、断られたのでセカンドプッシュしなかったという話しも書いてあったと思う。
筋力の増強などによる、チカラだけでは到達できない世界に入る方法が示されている。
自分が関わり影響を及ぼした人を、自著のなかで「弟子」と呼び、「学術的」と称して独自概念を多用するために、鼻持ちならない怪しげな人物であるかのように見做されたりもしているようだが、その論議は考慮に値する。食わず嫌いはもったいない。
日本人の身体運動能力は、どんどん劣化しているようである。
ちょうどオリンピック開催中である。驚くべきパフォーマンスをみることもできる。大リーグで活躍する日本人選手もいる。しかし、それはほんの一部、一握りにすぎない。全体を見渡す時に、総じてダメになっている。
高岡英夫という人物がいる。東大を出て、先生をしていた。『身体調整の人間学』には、明治大学教授の斎藤孝氏が東京大学(院)在学時、その指導をしたことが記されている。その後、野に下って「運動科学総合研究所」を設立した。多くの著作をものしているが、「ゆる体操」の先生というと、一番わかりやすいにちがいない。
1995年、書店で高岡英夫の著作『意識のかたち』を手にした。身体意識の本だった。驚愕した。書籍巻末の紹介を見て、出版社に電話をし、5冊ほど他の著作を取り寄せた。ビデオ(当時VHS)も所持して見るようになった。
高岡氏によると、江戸時代が日本文化の粋で、身体能力もその頃が最高であったという。
橋本聖子が現役のころ、あまりに力に頼った動きをしているので、もっとゆるんだ動きをするよう指導しようとアプローチしたが、断られたのでセカンドプッシュしなかったという話しも書いてあったと思う。
筋力の増強などによる、チカラだけでは到達できない世界に入る方法が示されている。
自分が関わり影響を及ぼした人を、自著のなかで「弟子」と呼び、「学術的」と称して独自概念を多用するために、鼻持ちならない怪しげな人物であるかのように見做されたりもしているようだが、その論議は考慮に値する。食わず嫌いはもったいない。