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だるい [言葉*ことば*コトバ]

朝晩涼しくなって、これまでの暑さはなんだったんだという感じだ。

そう思っていて、陽が差すと、やはり暑い。たいへん暑い。

そして、気温の変化が大きいせいか、からだがだるい。


ところで、「だるい」という言葉は、日本語なのだろうか。

調べると「怠い(だるい)」と出ているので日本語のはずだが、英語のdullが日本語に入ってしまったのではないかと感じる。

goo辞書「だるい」https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%80%A0%E3%81%84/

英辞郎 「dull」https://eow.alc.co.jp/search?q=dull

犬の名前によくある(最近はあまり聞かないが)「ポチ」の由来について以前聞いたことがある。斑点のある犬(ダルメシアン)種を英語ネイティブが名付けるときに用いて「Spotty」と呼んだ。その" s"音が聞きとりにくいために、日本人には「ポチ」と聞こえた。それが、犬一般を表すものと思い、犬を名付ける際に日本人も「ポチ」と呼ぶようになったという。実際のところホントかどうか知らないが、それと同じようにである。

「だるい」と聞くと、当方のアタマなかでは、「dull い」イメージが浮かんでくる。からだの調子が「どんよりとして、さえない」という感じが、それに対応する。


そして、ことわざの All work and no play makes Jack a dull boy. が出てくる。

これは「よく遊び、よく学べ」の意のコトワザだが、直訳すると「勉強ばかりで遊ばないと男の子は a dull boyになる」である。

当方の場合、a dull boy ではなく、a dull ジジイ だが、いずれにしろ、「遊び」が足りないのかもしれない。

諺の出どころ(出典)は、サミュエル・スマイルズの『自助論』らしい。「天は自ら助くる者を助く」で有名な本である。その本に、「よく遊び、よく学べ」が出ているとは知らなかった。
https://www.alexander-es.com/all_work_and_no_play_makes_jack_a_dull_boy.html


と、いうわけで、ダルい・ダルじじいは、遊ばないといけないようである。

遊びにも、Self-Help の精神が必要のようだ。

さて、なにをして遊ぼうか。


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