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『山岡鉄舟生誕180年記念 山岡鉄舟と江戸無血開城』展 江戸東京博物館 [アート・美術関連]

台風の影響で大雨の可能性のあるなか、展覧会に出向いた。「青春18切符」の使い残しがあり、モッタイナイというわけで、どこに行こうかということで、決まった。

当初、「東北日本と西南日本を分ける最重要断層」とも言われる棚倉構造線に沿った鉄道(水郡線)の旅を考えたが、昨年の同時期、やはり台風の中、たいへんな目にあった方の経験を知って、とりやめにした。

棚倉構造線
http://mtl-muse.vill-ooshika.com/t040900tanakura.htm

江戸東京博物館の『山岡鉄舟生誕180年記念 山岡鉄舟と江戸無血開城』展のことは、ネットで行き先をさがす中で、知った。鉄舟創建の寺『全生庵』の遺品で構成された展示で、出向いたのだが、いちばん見たいものが出ていなかった。鉄舟臨終の際、座禅を組みながら往生したという図像だ。ケチらずに出せばいいものをと、思ったりした。もっとも、そうなると「江戸無血開場」とはズレてしまうのでと言い訳が出そうだが・・。

山岡鐵舟先生臨終図(全生庵蔵)
http://www5d.biglobe.ne.jp/~mutoryu/page1/siryo/shoga.htm

もうひとつ併設展示として、やはり『全生庵』所蔵の某画家の幽霊画の展示もあった。人間国宝落語家の柳家小さんが晩年寄贈したものもあるという。スタジオジブリの鈴木さんの推薦の言葉もあったが、こちらはほとんど素通り、当方の感性からいくと、シロウトの領域である。かろうじて挿絵に見るものがあるといった手合い。

面白かったのは、地震がちょうどあって、外国人客が「アースクェイクか」とフロントに押しかけ、受付嬢がうれしそうに、「アースクェイク、アースクェイク」と繰り返していたところ。まるで、外国人に日本の名物を紹介できて嬉しいといった風情だった。

耐震建設の博物館にドンと衝撃があって、何か倒れた感がし、せっかく出向いてきたものの、運転見合わせの不運にはばまれて帰宅もままならなくなってはと早々に館を出たが、東京はなんともなっていない。電車は動いているし、平常どおりである。さすが地震大国である。

ということで、「青春18切符」を、数え58のおっさんが使い切った。

COBUILDに見る"folly"の例文
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2011-06-10


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