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「駅伝」で思いだすこと [健康関連]

むかし、駅伝の走者に選ばれた。

郡部の中学対抗駅伝で、本来は、陸上部の連中が走るのだが、煙草を吸っていた部員がいたらしく、謹慎措置として、部員の大会への出場が見合わされ、代わりに、校内持久走大会の上位入賞者が走ることになった。

持久走大会の記録は、今でも覚えている。4キロ14分14秒。たしか順位は6位。自分より上位がいたが、どういうわけかアンカーを任された。

駅伝なるものは初めての経験で、先生に「何番くらいで来ますか」と尋ねると、雑誌「陸上競技」巻末に陸連役員として名を連ねる先生が、「一番だ」という。寄せ集めのメンバーで編成されたチームが一番などありえないのだが、純朴素朴な中学生は信じてしまった。

コースの試走、なし。車での下見も、なし。まったくのぶっつけ本番。先生に聞くと、「コースのなかほどに印があるから半分まで来たらわかる」という。

それで、中継所で、走者が来たらしい騒ぎを聞きつけ、ジャージを抜いでランニングパンツシャツになり、待っていると、来ない。いっこうに、来ない。結局、「ブレーキをおこした・・」と喘ぎながらたすきを渡されたのは、最後。

それでも、前を追いかける。コース半分にあるはずの印はいっこうに見えない。完全にオーバーペースで走っている。おまけに沿道の応援で煽られる。応援されるオソロシサを、駅伝で知った。からだはガタガタなのだが、ペースを落とせない。

結果は、息も絶え絶えのビリ。


月刊陸上競技増刊 箱根駅伝公式ガイドブック2013 2013年 01月号 [雑誌]

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/12/20
  • メディア: 雑誌



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