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4;HATABI:全原発停止の日 [ニュース・社会]

5月5日

子どもの日。

全原発停止。

子どもたちに明るい将来。

いやあ、めでたいですなあ。


「狭い日本そんなに急いでどこへ行く」

叱咤激励、オノレの体にムチ打って、久しくきた先進国。

水俣あり、田子の浦あり、水銀・ヘドロなんのその、ここまできた急ぎ足。

ついに青空すがすがしい陽光のもと、放射線降り注ぐにいたって、やっと警鐘耳に入るか。

やっとこれで一心地できますかな。


「狭い日本そんなに急いでどこへ行く」

戦後、もともと農業立国するところ、アメリカの原子力政策のお先棒かついで、走った走った。

長崎も、広島も、「平和利用」のお題目に、すっかり霞んだ。

マインドコントロール。

反核運動の合間、密約はチャンとできていた。ウソつき総理はノーベル賞をもらい、われわれも、チャンと恩恵を受けた。「平和利用の原子力」発電の力。停電消失、日本の産業うるおした。三種の神器、テレビ・洗濯機・ 冷蔵庫。家電品はどんどん増え、オール電化もアタリマエ。夜も煌々。

アメリカの核の傘下、抑止力も働いた・・。


アナ、恩恵オソロシヤ。

「そんなソンナ結構です。いやあソンナことしてもらっては困ります」など言いながら、「ソンナにおっしゃるなら、ありがたく・・」など、いつの間にかチャッカリ受け取って、貰ったモノの出どこを忘れた。いや、忘れたフリをした。忘れたフリをしているうちに、それが習い性となり、本当に忘れてしまった。

放射線サンサン陽光のもと降り注ぐここにきて、忘れたことを思い出した。

思いだしたなら、戻る。気付いたら、もどる。

これ道に迷ったときの鉄則。


ここにきてやっとスローにできますかな。スローライフ到来の号砲。

旗振り役は“トマリ”原発。イイ名前だ。祝日にふさわしい。


「狭い日本そんなに急いでどこへ行く」

いやあ、めでたいですなあ。

子どもたちに明るい将来。

全原発停止。



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原発稼働ゼロ:国内50基止まる 泊原発3号機運転停止で

毎日新聞 2012年05月05日 23時09分(最終更新 05月06日 00時32分)

北海道電力泊原発3号機(北海道泊村、出力91.2万キロワット)は5日午後11時3分、定期検査のために運転を停止した。これで国内の原発50基全てが止まった。 

泊3号機は同日午後5時に出力低下の作業を開始し、順調に作業を終えた。約2カ月半の予定で定期検査に入るが、その後に政府が求める安全評価(ストレステスト)などをしなければならず、再稼働のメドは立っていない。

【鈴木勝一】

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