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登ったら下りてこないと [自然に親しむ]

「2011年現在、日本人海外遠征隊での最大の犠牲者数」は、8人。

6人遭難死・・などとあったから、てっきりヒマラヤかどこかの未登峰に海外遠征しての話と思ったら、白馬だという。


いい年寄りが、むかし取った杵柄で、わいわい気軽にでかけたのであろう。

自然をバカにしてはいけない。想定外はいくらでも起こりうる。


山に登ったら下りてこないと。

ミニヤコンカの美しい白馬の背にダマサレ、頂上アタックに失敗し、友を失い、手足を失い、命からがら独り山から帰った人がいる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%A4%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AB

以下は、その人(松田宏也)の著書の紹介。

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神よ、晴れてくれ! 

そんな願いもむなしく、山頂を目前に悲劇の幕は切って落とされた。

1982年5月、中国の高峰・ミニヤコンカ(7556m)登山中に悪天候に阻まれて遭難した筆者が、19日間におよぶ苦闘の末に奇跡の生還を果たすまでを描いた感動の手記。

極度の飢え、思うように動かなせない凍傷の手足、そして仲間の死……。

ズタズタに傷ついた肉体を引きずりながら孤独の下山を続け、絶望の峰から生きて帰った松田宏也の、究極のサバイバル・ドキュメント。


ミニヤコンカ奇跡の生還 (ヤマケイ文庫)

ミニヤコンカ奇跡の生還 (ヤマケイ文庫)

  • 作者: 松田宏也
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2010/11/01
  • メディア: 文庫



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白馬岳遭難、6人全員の死亡確認 爺ケ岳の女性も死亡

2012年5月5日12時58分 朝日新聞デジタル

長野県の北アルプス白馬(しろうま)岳(2932メートル)で起きた男性6人グループの遭難事故で、近くの小蓮華山の山頂付近で県警ヘリが6人を救出したが、県警大町署は5日、全員の死亡を確認した。また、同日朝、北アルプス爺ケ岳付近で、意識不明で発見された女性についても、死亡を確認したと発表した。

同署は、白馬岳の6人は北九州市の63~78歳のグループ、爺ケ岳は大阪市住之江区の女性(62)と見て、身元の確認を急いでいる。

同署によると、同グループは3日から2泊3日の予定で、同県小谷村の栂池(つがいけ)高原から入山。4日に宿泊予定だった白馬岳近くの山小屋に到着しなかったため、山小屋が家族に連絡。家族が同署に捜索を依頼し、同署が5日早朝から捜索していた。

同署などによると4日午後の白馬岳付近は強い吹雪で、気温も零下になったという。6人が3日に宿泊した山小屋の関係者によると、グループは4日午前5時半に出発。天気が良く暖かかったので、6人は春山登山の服装で出発したという。



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