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お葬式、苦情最多に 料金・サービス、業者任せ注意 [ニュース・宗教]

義父は病院で亡くなった。

病院は、葬儀社を紹介してくれた。

葬儀社は、「お宅はナニ宗か」と義母に尋ねた。「たしか○○宗」と義母は答えた。

葬儀社は、○○宗の坊さんを紹介してくれた。


芋ズル式に、葬儀が決まった。義父は、紙に描かれた六文銭を渡された。

(むかしはホンモノをつかった。古銭を木綿の袋に入れて、棺おけに入れた。40年ほどまえならまだそんなだった。それが、今ではぺらぺらの紙だ。)

それにしても、「三途の川に六文銭」とはなかなかシャレている。アチラもわりと、粋なところらしい。

紙に書いた六文銭が渡し賃で通用するなら、三途の川の渡し守は、よっぽど人(鬼)がいいか、バカにちがいない。

それでも、渡してくれるところをみると、死んだモノを、簡単に送り返すことはできないという相場になっているからなのだろう。


・・・というのは、余談で・・・

(以下はasahi.comニュース2008年8月20日14時58分記事。)

葬儀の契約やサービスについて、全国の消費生活センターに寄せられた苦情や相談が07年度、過去最高の384件に達した。国民生活センターによると、02年度までは年180件前後だったが、5年で倍増。今年度も07年度を上回る勢いで増えている。

 契約・解約に関する苦情が全体の70%を占める。「契約と違う異常に高額な祭壇が使われていた」「費用の明細を業者が説明しなかった。サービスに不満があり一部返金してほしい」などだ。

 このほか「基本料金プラスアルファで100万円程度の見積もりだったが、実際と違った」「葬祭業者に言われて払ったお経代と戒名料が、後から菩提寺(ぼだいじ)に聞いた額の2倍以上だった」など価格や料金に関する苦情が45%。「ひつぎを運ぶ際、部屋の壁を傷つけたが、弁償を断られた」など業者の接客・対応に関する相談も23%あった。

 国民生活センターは、苦情や相談の増加について、消費者の意識の高まりに加え、営業に許認可や届け出の義務がなく業界に新規参入しやすいことが影響しているとみている。今年6月、業者選びや契約・見積もりの時のチェック項目をまとめた消費者向けリーフレットを発行し、全国の消費生活センターなどに配った。「突然訪れる身内の不幸に動転し、業者の言いなりになりがち。複数の業者に見積もりを依頼し、見積もり以外に費用がかかる時は必ず事前に知らせるよう求めることも必要だ」と呼びかける。

 センターは、業者の3~4割に当たるとみられる約1400社が加盟する全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)にも改善を要望。全葬連は昨年、消費者への説明責任や情報開示の義務、見積書や料金の明示などを盛り込んだ指針をまとめた。消費者向けの手引も作り始めており、「喪主は弔問客の対応に追われ、飲食の追加を誰がしたのか、詳細が後からわからなくなることがある。あらかじめ親族などの中から責任者を決め、業者との折衝窓口を一本化するといい」と助言する。


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