SSブログ

オウムはキチンと謝罪したのだろうか? [ニュース・宗教]

『松本サリン被害、河野さんの妻澄子さん死去』が報道された。

テレビでも、澄子さんをお世話する河野さんの姿が流されていた。

ユージン・スミスの有名な写真、水俣病のムスメさんを入浴させる母親の姿とイメージが重なった。

映像を見ながら思ったことは、オウムはきちんと謝罪したのだろうかということだ。

今でも、「アーレフ」や、なにやらに名前を変え、宗教活動を続けているらしいが、実行犯に直接・間接加わらなかったというだけの理由で、収監を免れ、事件後、事件を忘れたかのように生きてきた者たちも多くいるはずだ。

これまで14年の間、忘れたくても、事件のことを一時も、忘れることはなかったであろう河野さんを思うと、キチンと謝罪すべきだし、謝罪しつづけるべきであるように思う。

あの映像を見て、気の毒と感じない、謝罪したいという気持ちの喚起されないような宗教ならば、宗教(団体)として存立していく価値はまったくないのではないか?

追いすがっても償わせてほしいと願うような気持になりそうなものだが・・と思う。

実際のところ、オウムとその係累はキチンと謝罪したのだろうか?

****************

松本サリン被害、河野さんの妻澄子さん死去…意識戻らぬまま

1994年6月に起きた松本サリン事件の第1通報者、河野義行さん(58)(長野県松本市北深志)の妻で、サリン中毒の後遺症で意識不明の状態が続いていた澄子さんが5日午前3時4分、長野県松本市の松本協立病院で亡くなった。
 
60歳だった。死因は、サリン中毒による低酸素脳症が原因の呼吸不全。葬儀は家族だけで営むという。澄子さんの死去で、松本サリン事件での犠牲者は8人となった。
 
澄子さんは、94年6月27日夜、オウム真理教の信者が長野地裁松本支部の裁判官官舎を狙い、松本市の住宅街で毒ガスのサリンを噴霧した松本サリン事件で、重度の脳障害を負った。意識が戻らないまま、98年、同市内の身体障害者療護施設に入所。指を動かしたり、目を開けたりすることはできるようになったが、肺炎や呼吸不全などでしばしば容体が悪化し、年2、3回の入退院を繰り返した。
 
今年3月、還暦を迎えたが、6月11日に口から食事をとれなくなるなど容体が悪化したため入院。点滴による栄養補給など、懸命の治療が続けられていた。

- 読売新聞 [08/05(火) 13:59]

トラックバック(0) 

トラックバック 0