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採血器具使い回し、全国1万2593施設で 国調査 [ニュース・社会]

採血器具の使い回しが、看護学校や大学医学部でも行われていたというのはオドロキだ。

指導する先生方をはじめとして、感染源としての血液の危険性を十分承知していないことからくるのだろうか?

輸血が医療行為のなかで大きな位置を占め有用と思われているために、血液の危険性の方は、過小評価されてしまうのだろうか?

「使い回し」の理由が・・・

まさか、単なる「コスト削減」によるということはあるまいと思うが・・・


「使い回し」をした施設名などは、厚労省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/ で、7日にも公表される。

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採血器具使い回し、全国1万2593施設で 国調査
2008年8月6日17時16分 asahi.comニュース

採血器具の使い回し問題を受け、調査していた厚生労働、文部科学両省は6日、同種器具を使っていた病院や診療所、老健施設のほぼ半数にあたる計1万2593施設で使い回しがあった、と発表した。4施設では針も交換していなかった。現時点で肝炎感染などの被害報告はないという。

 4施設以外は、針は交換していたが、針周辺の先端カバーなどを交換していなかった。厚労省は「針の使い回しより危険性は低い」とするが、B型肝炎の恐れは残るとして7日から、ホームページで施設名などを公表。思い当たる人に検査や医師への相談を呼びかける。

 調査は約11万3千医療機関のほか、都道府県や市町村、健康保険組合、看護師養成学校などが対象。同種の12社30製品の使用実態を聞いた。

 使い回しが判明したのは病院で3291、診療所8458、老健施設844など。ほとんどは、先端カバーを消毒するなどして再利用していた事例だった。

 針の使い回しがあった診療所は「おちハートクリニック」(島根県益田市)と日本製鋼所広島製作所診療所(広島市)。松山看護専門学校(松山市)と徳島大学(徳島市)でも、学生の実習で使い回しがあった。

 また、90年以降これまでに、12府県2特別区443市町村の糖尿病教室や健康フェスティバルなどでカバー交換なしで使い回しがあった。健康保険組合では38。

 厚労省は06年3月、同種器具を使い回さないよう求める通知を出した。製品の添付文書に「個人使用に限る」との記載も追加された。05年に英国で、カバー交換せず複数に使われた結果、2人がB型肝炎に感染したと報告されたため。だが、都道府県などに出されたこの通知が、多くの病院や診療所に届いていなかったことも今回、明らかになった。同省は通知のあり方を見直す方針だ。

施設名などは厚労省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/ で、7日にも公表される。



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