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〔国民健康保険〕年70万円の保険料・・(「サンデー毎日」から) [政治・雑感なぞ]


サンデー毎日 2023年9月17日号 [雑誌]

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  • 出版社/メーカー: 毎日新聞出版
  • 発売日: 2023/09/05
  • メディア: Kindle版


p97-101に以下のタイトル記事。

〔国民健康保険〕年70万円の保険料 シングルマザーが怒り心頭!! 国民健康保険が暮らしを破壊する

さらにこれ以上の保険料負担はもう限界!と記されている。

筆者は笹井恵里子。記事リード部には

「自営業者をはじめ、定年、リストラなどによって、どこにも入る保険がない人のための最終的な受け皿である「国民健康保険」。もともと高い保険料が今年度はさらに増額され、物価高とのダブルパンチ。備えであるはずの健康保険が、今の生活を苦しめている」とある。

見出しは・・

所得200万円で年40万の保険料 / 国保は傷病も出産も手当なし/ 「全世代型」は不公平な負担 / 今年度は税の取り立てが厳しい


国民健康保険という「転ばぬ先の杖」は、保険料負担において利用者を痛めつける状況になってしまっているようだ。保険料は地域によって差があることが示される。世界に類を見ない国民皆保険制度ではあるが、国民健康保険に関しては、他の公的保険以上に利用者に負担がかかっている事実が指摘される。

以下の記述がある。

「雇用されている人が加入する健康保険であれば、保険料は労働者と使用者(事業主)が労使折半で負担する仕組みですが、国保にはそれにあたるものがありません。負担を分け合ってくれるところがありませんから、そのままダイレクトに保険料が個人の方にのしかかります」 / そして世帯人数に応じて保険料が上乗せされる「均等割」がある。これは国保にしかない仕組みだ」。


人間のつくる制度は人間同様に完璧はありえない。必要に応じ臨機応変、補正や是正が必要ということになる。その必要を的確に見定めることができるようであれば、素晴らしい為政者ということになるのだろう。

その点、仁徳天皇は即位4年、国見をして民のかまどの煙が出ていないことに気づき、それを憂いて税負担を3年間ナシにし、その間は倹約のために宮殿の屋根の茅さえ葺き替えなかったという。

さすが「仁徳」である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%81%E5%BE%B3%E5%A4%A9%E7%9A%87

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