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元阪大院助教:加藤恭(タカシ)はその後どうしているのだろう・・ [経済関連]

週間文春掲載の「加藤暠(アキラ)″仕手の本尊″と呼ばれた男」を読んでいる。

週刊文春 2023年5月18日号[雑誌]

週刊文春 2023年5月18日号[雑誌]

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2023/05/10
  • メディア: Kindle版



「仕手の本尊」「兜町の風雲児」とも呼ばれた加藤暠(アキラ)にはひとり息子がいる。加藤恭(タカシ)。東大理学部数学科を出て大阪大大学院助教だった。「数学や統計学などを駆使して金融の問題に取り組む数理ファイナンスを専門とする研究者だった」が、2015年36歳のときに「(父親)加藤(暠)容疑者とともに金融商品取引法違反(相場操縦)容疑で東京地検特捜部に逮捕された」。

「兜町の風雲児」長男の阪大院助教、超エリートの素顔は…相場操縦容疑で逮捕
https://www.sankei.com/article/20151118-WVQ2CL4HQFLVVCL6D3NAQLV5CU/

そして、

相場操縦、二審も有罪 仕手集団元代表の長男
https://www.sankei.com/article/20200721-C5J7IASBJNOZ7NYA6XO3O26SBI/

とある。

2023・5・18『週刊文春』連載第1回「妻の初告白」には「事件によって(恭氏の)学者の道は断たれたp40」とある。母親は「恭は共犯ともいえない存在なのに、検察は面子と追徴金を取りたいがために強引な捜査をしました。仕事を手伝っていたのは私ですから、私を起訴すればよかったんです。今回の事件で、恭の将来を奪ってしまったことを本当に申し訳なく思う」と語ったという。

逮捕後、加藤恭氏が一般社団法人 数理ファイナンス研究所 (AMFiL) 代表理事とあるのを見出したが、AMFiLのホームページの更新は2019年で途絶えている。その後、どうしているのだろう。

ファイナンスとからんだ数学研究者で世界的な人の名が当方の思いには浮かんでくる。第一回ガウス賞を受けた故・伊藤清京大名誉教授だ。

伊藤清京大名誉教授にガウス賞
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2006-08-23-1


母親の言い分をそのままに受け取るなら尚更であるが、まことにモッタイナイことであると恭氏について思うのである。

マネー革命 第3回「金融工学の旗手たち」
https://www.youtube.com/watch?v=UjYVRGlvXWI

上記動画の内容、登場するのは以下のよう人たち
先物取引の歴史 「大阪・堂島米会所」、「シカゴ・マーカンタイル取引所」、レオ・メラメッド リトアニア日本領事館 杉浦千畝、ミルトン・フリードマン、「金ドル交換停止」、「変動相場制」、「ポートフォリオ理論」、ハリー・マーコビッツ、「オプション料」「ブラック・ショールズ式」「ボラティリティ」、ウィリム・シャープ、フィッシャー・ブラック、ジャック・トレイナー、マートン・ミラー、マイロン・ショールズ、ポール・サミュエルソン、ロバート・マートン、「伊藤の定理」京大名誉教授 伊藤清

確率論と私 (岩波現代文庫)

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  • 作者: 伊藤 清
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2018/10/17
  • メディア: 文庫



確率論 (岩波基礎数学選書)

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  • 作者: 清, 伊藤
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1991/05/30
  • メディア: 単行本



増補版 金融・証券のためのブラック・ショールズ微分方程式

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  • 出版社/メーカー: 東京図書
  • 発売日: 2008/09/06
  • メディア: 単行本



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