All Aboutのマネープランクリニックと『世間胸算用』 [お金のはなし]
All Aboutのマネープランクリニックの新着記事があると、ほぼ必ず読んでいる。
49歳、貯金220万円。老後の貯金が足りない中、子どもの金銭的なトラブルに巻き込まれています
https://allabout.co.jp/gm/gc/490149/
お金が無い人の相談ばかりではない。億を持っている方の相談もある。そのベースにあるのは多くの場合、不安である。無くてもあっても不安なのである。そうした相談をみていくなかで、金銭感覚のちがいや価値観の多様性が見えてオモシロイ。江戸の人が西鶴の『世間胸算用』や『日本永代蔵』を読んでいる気分ではないかと思う。
それに対してファイナンシャルプランナーが答える。深野康彦氏の回答は率直かつ思いやりが感じられて好ましい。しかし、「それを言っちゃオシマイよ!」と言われそうだが、あまりにも向こう何年毎月これだけ貯金すればいくらになるというのを読んでいると、エンデの『モモ』に登場する灰色の男のような感じさえしてくる。心優しい深野先生が、である。
当方がそのように感じる根底には、人間の生死なんてどこでどうなるか分からない、日本経済の先行きも分からない、世界が明日あるかないかもわからない、そんな中で10年先の貯金額など産出して何の意味がアルという思いがあるからである。だから、「それを言っちゃオシマイよ!」なのである。プランなどというものは将来がアルと思うから立てることができるし価値があるのであって、将来を否定したらグズグズに崩れてしまう。
杞憂といえば杞憂だが、将来というものは、そもそもにおいて不安定要素を抱えている。そのことは否定できない。そんな中、細かく計算づくになるよりも「お天道さまとコメの飯はついてまわる」とか「稼ぐに追いつく貧乏ナシ」という古来の名言?を胸に刻んで日々暮らした方が、清々していいように思う。聖書には「神様の目から見て正しいことを行っているなら衣食住の必要は備えられる」という保証がある。たいへんシンプルな教えで、心強い言葉である。
https://wol.jw.org/ja/wol/b/r7/lp-j/nwtsty/40/6#study=discover&v=40:6:33
そのように思いつつ、なおかつ、計画性があれば、なおヨロシイということになるのだろう・・
49歳、貯金220万円。老後の貯金が足りない中、子どもの金銭的なトラブルに巻き込まれています
https://allabout.co.jp/gm/gc/490149/
お金が無い人の相談ばかりではない。億を持っている方の相談もある。そのベースにあるのは多くの場合、不安である。無くてもあっても不安なのである。そうした相談をみていくなかで、金銭感覚のちがいや価値観の多様性が見えてオモシロイ。江戸の人が西鶴の『世間胸算用』や『日本永代蔵』を読んでいる気分ではないかと思う。
それに対してファイナンシャルプランナーが答える。深野康彦氏の回答は率直かつ思いやりが感じられて好ましい。しかし、「それを言っちゃオシマイよ!」と言われそうだが、あまりにも向こう何年毎月これだけ貯金すればいくらになるというのを読んでいると、エンデの『モモ』に登場する灰色の男のような感じさえしてくる。心優しい深野先生が、である。
当方がそのように感じる根底には、人間の生死なんてどこでどうなるか分からない、日本経済の先行きも分からない、世界が明日あるかないかもわからない、そんな中で10年先の貯金額など産出して何の意味がアルという思いがあるからである。だから、「それを言っちゃオシマイよ!」なのである。プランなどというものは将来がアルと思うから立てることができるし価値があるのであって、将来を否定したらグズグズに崩れてしまう。
55歳からはじめる 長い人生後半戦のお金の習慣 (アスカビジネス)
- 作者: 深野 康彦
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2017/06/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
杞憂といえば杞憂だが、将来というものは、そもそもにおいて不安定要素を抱えている。そのことは否定できない。そんな中、細かく計算づくになるよりも「お天道さまとコメの飯はついてまわる」とか「稼ぐに追いつく貧乏ナシ」という古来の名言?を胸に刻んで日々暮らした方が、清々していいように思う。聖書には「神様の目から見て正しいことを行っているなら衣食住の必要は備えられる」という保証がある。たいへんシンプルな教えで、心強い言葉である。
https://wol.jw.org/ja/wol/b/r7/lp-j/nwtsty/40/6#study=discover&v=40:6:33
そのように思いつつ、なおかつ、計画性があれば、なおヨロシイということになるのだろう・・