「年齢は関係ない」49歳で沖縄から米ハーバード大に留学 現地で実感した、日本人に圧倒的に足りない経験とは [健康関連]
耳鼻咽喉・頭頸部(けいぶ)外科医で琉球大学医学部診療教授が「病院経営の手法」を学ぶためにハーバード大に留学した経験を語っている。インタビューを受けたのは平川仁教授(50)
「年齢は関係ない」49歳で沖縄から米ハーバード大に留学 現地で実感した、日本人に圧倒的に足りない経験とは
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1179868
(以下抜粋)
-どんな講義だったか。
「日本のように教員が学生に知識や技術を伝えるのではなく、双方向の対話型がメインだ。米国では安定した病院経営が医療の質向上につながるため、学生たちがビジネスモデルを作ったり、経営不振の病院を立て直す方法を議論したりする。医師の立場から医療機器を発明し、実用化に向けて投資家を呼び込むことや、チームリーダーとして部下のモチベーションを上げる方法も学んだ」
-米国での経験を今後どう生かすか。
「アメリカでは医師であっても起業の精神が強い。例えば医療機器。世界には大きなマーケットがあるが、ほとんどが欧米の製品だ。日本人もアイデアは抱負なはずなのに、それが生かされていないのは新しいものを生み出そうとする教育を受けていないから。これは医師に限らず、ITなどほかの分野でも同様だと思う。皆でディスカッションし、考え抜く経験が圧倒的に足りない。まずは琉大の授業で米国の良いところを取り入れていきたい」
ハーバード大学医学大学院
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2
Harvard Medical School
https://hms.harvard.edu/
因みに、日本版ウィキペディアには卒業生として「ジェラシックパーク」原作者が掲載されている。
マイケル・クライトン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%B3
「年齢は関係ない」49歳で沖縄から米ハーバード大に留学 現地で実感した、日本人に圧倒的に足りない経験とは
沖縄タイムス社 の意見 • 3 時間前
耳鼻咽喉・頭頸部(けいぶ)外科医で琉球大学医学部診療教授の平川仁さん(50)が昨年3月から約1年間、米国ハーバード大メディカルスクールで病院経営の手法などを学んだ。世界各国から集まった約150人の学生の中で日本人は平川さん1人だけ。米国流の教育方法や日本の課題について聞いた。(社会部・下里潤)
-ハーバード大メディカルスクールとは。
「大学院の経営学修士(MBA)に相当するようなところで、外科医の第一線で働くドクターが集まってくる。主に勉強するのは外科手術ではなく、病院経営について。日本で医師が経営を学ぶことはほとんどないが、米国では将来的なステップアップに必要とされている」
-きっかけは。
「琉大の上司に勧められ、米国式のやり方を学んでみようと49歳で挑戦した。この年で留学なんてと思うかもしれないが、リスキリング(学び直し)に年齢は関係ない。常に高いレベルを学ぶことが大切だ。ただ、患者さんもいるので1年間、ずっと仕事を休むわけにもいかない。数カ月に1回渡米し、後はオンラインで受講したり、課された課題に取り組んだりするやり方を取った」
-どんな講義だったか。
「日本のように教員が学生に知識や技術を伝えるのではなく、双方向の対話型がメインだ。米国では安定した病院経営が医療の質向上につながるため、学生たちがビジネスモデルを作ったり、経営不振の病院を立て直す方法を議論したりする。医師の立場から医療機器を発明し、実用化に向けて投資家を呼び込むことや、チームリーダーとして部下のモチベーションを上げる方法も学んだ」
-米国での経験を今後どう生かすか。
「アメリカでは医師であっても起業の精神が強い。例えば医療機器。世界には大きなマーケットがあるが、ほとんどが欧米の製品だ。日本人もアイデアは抱負なはずなのに、それが生かされていないのは新しいものを生み出そうとする教育を受けていないから。これは医師に限らず、ITなどほかの分野でも同様だと思う。皆でディスカッションし、考え抜く経験が圧倒的に足りない。まずは琉大の授業で米国の良いところを取り入れていきたい」
「年齢は関係ない」49歳で沖縄から米ハーバード大に留学 現地で実感した、日本人に圧倒的に足りない経験とは
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1179868
(以下抜粋)
-どんな講義だったか。
「日本のように教員が学生に知識や技術を伝えるのではなく、双方向の対話型がメインだ。米国では安定した病院経営が医療の質向上につながるため、学生たちがビジネスモデルを作ったり、経営不振の病院を立て直す方法を議論したりする。医師の立場から医療機器を発明し、実用化に向けて投資家を呼び込むことや、チームリーダーとして部下のモチベーションを上げる方法も学んだ」
-米国での経験を今後どう生かすか。
「アメリカでは医師であっても起業の精神が強い。例えば医療機器。世界には大きなマーケットがあるが、ほとんどが欧米の製品だ。日本人もアイデアは抱負なはずなのに、それが生かされていないのは新しいものを生み出そうとする教育を受けていないから。これは医師に限らず、ITなどほかの分野でも同様だと思う。皆でディスカッションし、考え抜く経験が圧倒的に足りない。まずは琉大の授業で米国の良いところを取り入れていきたい」
ハーバード大学医学大学院
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2
Harvard Medical School
https://hms.harvard.edu/
因みに、日本版ウィキペディアには卒業生として「ジェラシックパーク」原作者が掲載されている。
マイケル・クライトン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%B3
「年齢は関係ない」49歳で沖縄から米ハーバード大に留学 現地で実感した、日本人に圧倒的に足りない経験とは
沖縄タイムス社 の意見 • 3 時間前
耳鼻咽喉・頭頸部(けいぶ)外科医で琉球大学医学部診療教授の平川仁さん(50)が昨年3月から約1年間、米国ハーバード大メディカルスクールで病院経営の手法などを学んだ。世界各国から集まった約150人の学生の中で日本人は平川さん1人だけ。米国流の教育方法や日本の課題について聞いた。(社会部・下里潤)
-ハーバード大メディカルスクールとは。
「大学院の経営学修士(MBA)に相当するようなところで、外科医の第一線で働くドクターが集まってくる。主に勉強するのは外科手術ではなく、病院経営について。日本で医師が経営を学ぶことはほとんどないが、米国では将来的なステップアップに必要とされている」
-きっかけは。
「琉大の上司に勧められ、米国式のやり方を学んでみようと49歳で挑戦した。この年で留学なんてと思うかもしれないが、リスキリング(学び直し)に年齢は関係ない。常に高いレベルを学ぶことが大切だ。ただ、患者さんもいるので1年間、ずっと仕事を休むわけにもいかない。数カ月に1回渡米し、後はオンラインで受講したり、課された課題に取り組んだりするやり方を取った」
-どんな講義だったか。
「日本のように教員が学生に知識や技術を伝えるのではなく、双方向の対話型がメインだ。米国では安定した病院経営が医療の質向上につながるため、学生たちがビジネスモデルを作ったり、経営不振の病院を立て直す方法を議論したりする。医師の立場から医療機器を発明し、実用化に向けて投資家を呼び込むことや、チームリーダーとして部下のモチベーションを上げる方法も学んだ」
-米国での経験を今後どう生かすか。
「アメリカでは医師であっても起業の精神が強い。例えば医療機器。世界には大きなマーケットがあるが、ほとんどが欧米の製品だ。日本人もアイデアは抱負なはずなのに、それが生かされていないのは新しいものを生み出そうとする教育を受けていないから。これは医師に限らず、ITなどほかの分野でも同様だと思う。皆でディスカッションし、考え抜く経験が圧倒的に足りない。まずは琉大の授業で米国の良いところを取り入れていきたい」