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ハロウィンには期間があって・・ [ニュース・宗教]

ハロウィンは10月31日とばかり思っていたら、ハロウィンには期間があって10月31日~11月2日がそれに相当するのだそうである。

当方が「ハロウィン」という言葉を耳にしたのは、比較的最近になってからである。それでも、カボチャをくりぬいて中にロウソクをともす習俗については、だいぶ前から知っていた。むかし(50年ほど前)の英和辞典の数少ない挿絵のなかにジャコランタン( jack-o'-lantern )が描かれていた。「なんだ、これ?」と思ったのを覚えている。

それからハロウィンに関係するものとしては、チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』の中で、「万霊節」についての記述があったと思う。守銭奴のスクルージ爺さんが改心する有名な話である。

クリスマス・キャロル (角川文庫)

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ちなみに「万霊節」で検索すると、ウィキペディアに「死者の日」として立項されている。その解説に「カトリック教会では、諸聖人の日(諸聖人の祭日・万聖節)の翌日の11月2日が死者の日」とあって、「万霊節」=「死者の日」ではないもようである。教派による違いもあるようである。

死者の日
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E8%80%85%E3%81%AE%E6%97%A5

いずれにしろ、ハロウィンの起源はケルト由来という。クリスマスもそうだが、異教の祭りがいつの間にかキリスト教に関係づけて祝われている。ちなみに、クリスマスもハロウィンもキリスト教の正典である『聖書』中にはまったく出てこない言葉であり、祝いごとである。

ケルト事典

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聖書は「神の言葉」とされている。それに根ざさないキリスト教はまがい物、インチキである。

ハロウィン
ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3

クリスマスの歴史:祝祭誕生の謎を解く

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