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兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし [健康関連]

兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らしは、介護ポストセブン連載の記事で、筆者はツガエマナミコさん。実の兄がボケた顛末を書いている。どのように認知症が進むのか実体験から理解できる。すでに連載163回(2022.09.15 公開分)になる。

「明るく、時にシュールに」、前向きに認知症を考えると副題が付いている。それにふさわしい なとみみわさんのイラストも楽しげで、あまり悲壮感はないのであるが、それにしても、よく忍耐されていると思う。

どこで読んだか忘れてしまったが、欧米では、理性重視の社会であるということもあって、夫婦であっても連れ合い(配偶者)が認知症になってワケが分からなくなると、アレはベツモノ(配偶者であって配偶者ではナイ)という扱いになるという。(いまこうして記していても、本当かなアと思うのだが・・)それで、施設に入れてしまって、もうソレっきりであるようなことが書いてあったと思う。

昨日の更新にも記したが、体(カラ=殻だ)があって、魂があってそれで生きた人間という考えが先鋭化されると、魂が抜けたようになって別人と化してしまった人間、ボケて認知障害のある人間は、もはや人間ではないベツモノという考えに行き着いてしまうのかもしれない。

そのような考えは身心二元論、デカルトあたりから来ているように聞いているが、そこからいくともはや限界かと思われる状況のなかで、ぼやきながらも実兄に尽くすマナミコさんは凄いなと思うのである。

【第163回 “もったいない世代”です】
https://www.news-postseven.com/kaigo/114753

兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし 連載一覧
https://www.news-postseven.com/kaigo/series/1837



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