「世紀の作家」とは? [本・書評]
「世紀の作家」とはトールキンのことだ。
下記の本のタイトルに「世紀の作家」とある。どういう意味で、そのように表現されているのか分からない。20世紀を代表すると言いたいのだったか、一度読んだが忘れている。
Amazonで上記著作のレビューを書いたのを思い出した。それを見ると「イギリスの読者投票で、常に高位置(ほとんど首位)をしめ、発行部数でもほかに(聖書を除いて)敵するもののない著作をモノした作家トールキンは、まさに「世紀の作家」といえます」とあるので、そういう意味なのだろう。
J.R.R.トールキン:世紀の作家(トム・シッピー著 沼田香穂里翻訳)
https://kankyodou.blog.ss-blog.jp/2015-06-02
上記著作を読む前、トールキンの『ホビット』を読んで、驚嘆した。当初、子供だましのお話しと思っていたものが、どんどん凄い様相を呈してくる。アタマでこねくり回していたものが、アタマを脱していくあたりから、トンデモの世界に入っていく。トールキン自身、どこに連れていかれるのか分からない怖さを感じつつ物語をたどっていったのではなかろうか。
ここのところブログ更新してきた流れでいくなら「情緒」ということになろうが、意識レベルを超えたところから産出される作品のすごさである。ユング心理学でいうところの「普遍的無意識」からくる圧倒的な力に思う。
翻訳に批判の多い下記著作を読んでそのように感じたのだから、英語を母国語とする方たちが原著から受ける印象は、さらに凄まじいものがあるように思う。
エンデュアランス号漂流(アルフレッド・ランシング著)
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2011-11-14-2
『大菩薩峠』の魅力(谷崎潤一郎著作から引用)
https://kankyodou.blog.ss-blog.jp/2013-03-07
『昔ばなし大学ハンドブック』小澤俊夫著 NPO読書サポート発行
https://kankyodou.blog.ss-blog.jp/2016-06-08
下記の本のタイトルに「世紀の作家」とある。どういう意味で、そのように表現されているのか分からない。20世紀を代表すると言いたいのだったか、一度読んだが忘れている。
Amazonで上記著作のレビューを書いたのを思い出した。それを見ると「イギリスの読者投票で、常に高位置(ほとんど首位)をしめ、発行部数でもほかに(聖書を除いて)敵するもののない著作をモノした作家トールキンは、まさに「世紀の作家」といえます」とあるので、そういう意味なのだろう。
J.R.R.トールキン:世紀の作家(トム・シッピー著 沼田香穂里翻訳)
https://kankyodou.blog.ss-blog.jp/2015-06-02
上記著作を読む前、トールキンの『ホビット』を読んで、驚嘆した。当初、子供だましのお話しと思っていたものが、どんどん凄い様相を呈してくる。アタマでこねくり回していたものが、アタマを脱していくあたりから、トンデモの世界に入っていく。トールキン自身、どこに連れていかれるのか分からない怖さを感じつつ物語をたどっていったのではなかろうか。
ここのところブログ更新してきた流れでいくなら「情緒」ということになろうが、意識レベルを超えたところから産出される作品のすごさである。ユング心理学でいうところの「普遍的無意識」からくる圧倒的な力に思う。
翻訳に批判の多い下記著作を読んでそのように感じたのだから、英語を母国語とする方たちが原著から受ける印象は、さらに凄まじいものがあるように思う。
エンデュアランス号漂流(アルフレッド・ランシング著)
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2011-11-14-2
『大菩薩峠』の魅力(谷崎潤一郎著作から引用)
https://kankyodou.blog.ss-blog.jp/2013-03-07
『昔ばなし大学ハンドブック』小澤俊夫著 NPO読書サポート発行
https://kankyodou.blog.ss-blog.jp/2016-06-08