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『フォトリーディング』について [本・書評]

昨日、某大学病院に出向いた際、本を持っていくのを忘れていた。そのことに気づいて我ながら迂闊であると思った。長い時間待たされることは必定だからだ。

スマホを持ってはいたが、それで本を読む気持ちになれなかった。ニュースをいくつか見ただけで終わった。

それで、帰宅してから、「なにか次のときに、持参できる本はないか」と本棚をみると『フォトリーディング』の本があった。もう表紙の色がヤケてしまっている。寝ぼけたような黄色になっている。

神田昌典監訳ポール・R・シーリー著『あなたもいままでの10倍速く本が読める』である。発行年を見ると2001年9月26日初版発行とある。手元にあるのは同年11月25日発行12刷りである。

20年も経過している。道理で表紙がヤケているわけである。


あなたもいままでの10倍速く本が読める

あなたもいままでの10倍速く本が読める

  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2001/09/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



いつもフォトリーディングの手順どおりに本を読んでいるわけではないが、メソッドは有効である。このメソッドのベースにある考え方は、無意識・潜在意識の有効利用である。潜在意識を味方につけると、自分(の思っている自分)以上の仕事ができるということである。ある本を読む時点で、すでに持っている基礎知識の豊富さにもよるが、基礎知識のある人ほど、速さは増す。

潜在意識の働きについては(こんなことを記すと、薄気味わるく、変:ヘンに思われるかもしれないが)祖母の話しにオモシロイものがある。明治43年生まれの祖母が、製糸工場で働いていた頃の話だが、時間通りに起きるのに、マクラに話しかけることが有効だと言っていた。「マクラさん、マクラさん、明日○○時に起こして」とお願いして寝ると(目覚まし時計などなくても)その時間に起きられるのだと真顔で話していた。聞いたときは、「明治生まれがオカルトめいたことを言う」と思ったが、ホントウだというのだから、仕方ない。それも潜在意識が働いているのだと思う。本人は寝ている間も、潜在意識のほうは、機能していて、意識に働きかけてくる。ちょうど大脳が休んでいるときにも、命を維持する脳幹部が動いているのと同じことであるように理解している。

上記書籍のダイジェスト(図解)版を持っているが、そちらは、理論的なことが詳しく書かれていない。それだから、フォトリーディング・メソッドの手順を思い起こすにはイイが、身に着ける動機付けを保つ上では、ダイジェスト版でない方を読むのがいい。それで、当方も、たまに読み返してみようというわけである。


図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める

図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める

  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2005/05/24
  • メディア: 大型本



(以下、蛇足的追記)

最近、速読(結果として速くなるという意味で)関連のオモシロイ本をみつけた。『脳にまかせる勉強法』の著者で、「2019年度 記憶力日本選手権大会」優勝者。日本人初「世界記憶力グランドマスター」獲得者:池田 義博氏の著作だ。

メモリースポーツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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一度読むだけで忘れない読書術

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  • 作者: 池田 義博
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2021/02/20
  • メディア: Kindle版



脳にまかせる勉強法

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  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2017/03/13
  • メディア: Kindle版




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