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立秋に「月に寄せる歌」 [音楽・ミュージック]

きょうは「立秋」だという。

立秋にふさわしい話題はないかと思ったが、いちばん書きたいことを書く。

またまた「ユーチューブ」絡みである。

以前、『ミス・ドライビング・デイジー』という映画のなかで、流れた声楽曲があって、それはたいそう美しい曲であった。しかし、だれの曲であるか知らずにいた。

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そうしたら、ドボルザークの『ルサルカ』というオペラのなかで歌われる曲「月に寄せる歌」であることを知った。超有名な曲のようで、多くのかたが歌っているが、いろいろ聴いてみて、当方は、シュターデとルチア・ポップの歌唱が気にいった。

メゾ・ソプラノのシュターデの歌唱
(ちなみに、指揮は、小澤征爾)
FREDERICA VON STADE - RUSALKA (MOON SONG)
https://www.youtube.com/watch?v=UwVYFpY3VL4

ルチア・ポップの歌唱
Lucia Popp: Song to the Moon (Rusalka)
https://www.youtube.com/watch?v=4qxi-sYUT9s


歌も魅力的だが、オペラのお話のほうもグッときた。水の精が人間に恋する話である。異類婚姻譚ということになるだろう。そして、その内容は、アンデルセンの『人魚姫』に似ている。どちらかが、話を剽窃したのだろうか。

『ルサルカ』あらすじと解説(ドヴォルザーク)
https://tsvocalschool.com/classic/rusalka/

人魚姫
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%AD%9A%E5%A7%AB

剽窃というより、たぶん、人類共通のこころの最深部からきているのだ。そのような話は、わけのわからないインパクトがある。神話的な領域にはいりこんでいるのだ。当方が、グッときたのもそのためだろう。水の精だの人魚だの考えればバカげた話だが、こころの深いところを表現しようとすると、そういうバカげたカタチを取らざるをえないことがある。


『夫・車谷長吉』 高橋順子著 文藝春秋
https://bookend.blog.ss-blog.jp/2017-12-06


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