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自称・他称・多少「年寄り」のための励みに(『子どもの日』を前に) [スポーツなぞ]

栃木山のはなしを昨日更新した。

当方をふくめ(自称・他称・多少)「年寄り」の励みになると思うので、ふたたび栃木山のことを記す。そして、もう一人・・・。

『春日野清隆と昭和大相撲』という本がある。そこに、栃木山の“引退後”の優勝のことが出ている。他の力士たちの、栃木山・評もでている。以下に、引用してみる。


春日野清隆と昭和大相撲

春日野清隆と昭和大相撲

  • 作者: 川端 要寿
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1990/02
  • メディア: 単行本



また引退六年後の昭和6年6月(栃木山満39歳4ヶ月)に開催された第一回「大日本相撲選手権大会」で、予選で沖ツ海を押し出し、鏡岩を切り返し、若瀬川も切り返し、玉錦を突き落としで破り、優勝決定戦ではまず能代潟を押し出し、玉錦をすくい投げ、天龍を下手投げで倒し、優勝を飾った。

この大会はたしかに花相撲に違いなかったが、宮中での天覧相撲を記念して行われたものだけに、真剣勝負だったのである。まさに、現役大関玉錦、関脇天龍にとっては屈辱の一番であったろう。

後年、和久田三郎氏(天龍)も栃木山の強さについて、次のように述懐している。

「北の湖が栃木山関の半分でも相撲を覚えたら、百連勝してしまうよ。稽古で、栃木山関にぶちかまされると、こっちの胸にあざができ、胸を出してくれたとき、頭を下げて当たると、首を突っ込んでしまうほどのすごい出足だった。いくら腰を落としても、おっつけられ、しぼり上げられて、体が浮き上がり、まるで相撲にさせて貰えなかった」

また、昭和初期の、“相撲の神様”と言われた幡瀬川は、

「栃木山関は教科書通りの相撲が取れた人だ。ぼくも稽古をつけて貰ったが、あの人は人間じゃないよ」と絶賛している。

この“小さな大横綱”が亡くなったのは、昭和34年10月3日、行年68歳であった。 (p40)

****ここまで引用部分****

もう一人、「年寄り」の励みとして推薦したいのは、マルコ・オルモ。

「50歳代で世界規模のレースで頭角を現し、59歳で世界チャンピオンに輝いた。 『時を止めた男』の異名で世界中のトレイルランナーに尊敬される」人物である。

(当該ブログ過去記事)
「時を止めた男の教え」鏑木毅(トレイルランナー)
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2013-06-25

そして、さらにもう一人、推薦したいのは、「自分」と言いたいところだが・・・。

せめて、挑戦だけは続けたい。

老化に挑む(NHKスペシャル)
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2006-06-25

アントニオ猪木、北朝鮮へ出発
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2014-07-09


極限のトレイルラン: アルプス激走100マイル (新潮文庫)

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  • 作者: 鏑木 毅
  • 出版社/メーカー: 新潮社
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  • メディア: 文庫



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  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2010/08/27
  • メディア: 単行本



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