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ミサイルーからすーーアベーオバマ [政治・雑感なぞ]

北朝鮮がミサイルを日本海に撃ち込んでいるらしい。見たわけではないので、ノホホンとしていられるし、発射音も着弾音も衝撃波もないから、ニュースを見ナイことには、どうってことない。

ミサイル投下のことで思い出したことがある。日本野鳥の会理事の松田道生さんがNHK文化講演会で話していたことだ。東京六義園のカラスが、巣に近ずくと木の枝を落としてくるという。松田さんは、「なんでですかねえ?」と問いかけただけで、結論せずにハナシをすすめていたが、当方は聞いて「そりゃあ威嚇してるんでしょ」と思った。自分のナワバリと思っているところへ侵入されれば、警戒もするし、威嚇もしてくるだろう。カラスだって・・と思ったのである。カラスにできる抵抗といえば、ソレくらいしかナイのではないかと思ったのである。

北朝鮮のナワバリはどの程度の範囲なのであろうか。特に知りたいのは、その心理的なナワバリの範囲である。日米が、米韓が、仲よく、ナワバリの近くで、軍事演習などすれば、脅威に感じるはずである。そりゃあ、ミサイルくらい落っことしたくなるのではないかと思う。

『窮鼠 猫を “カム”』である。

そのミサイル報道を受けて、アベ首相がコメントしている声をラジオで聞いた。相変わらずのカン高い声で、安保法制ウンヌンと流暢に“カム”ことなくシャベッテいたが、感じられたのは、軽さ、緊張感のなさ、重みのなさである。安保法制を整備してのトドのつまり、その行き着く先は、やはり戦闘行為であろう。そこには敵も味方も関係なくイノチが関係してくる。血が流れる。そのイノチの重さを感じての発言には感じられない。ちょうど、一般庶民が、ニュースを見聞きしなければ、どうってことないどうってことなさを、一国の首相も同じレベルで感じているのだが、とりあえず、官僚の用意した文面を読み上げているだけ・・・に、“聞こえた”。

北朝鮮のミサイルよりも、軍備のための法整備に走るアベ首相のカン高い声の方が、よっぽど気味がわるい。緊急地震速報の警報音を聞いているようだ。

ハナシは変わる。

オバマは偉いな・・と最近、思う。キューバにみずから出向いたという。あっちは、まだ警戒しているらしく、カストロじきじきに出迎えることなく、応対しているようす。それは、一等下に扱われているということだ。一等国が三等国に、侮辱的な扱いをされているといってもいいのではないだろうか。しかも、にこにこしながら、それに甘んじている。

黒人奴隷の子孫だからできる?「奴隷根性」だから? トンデモナイ!人間軽く扱われ、挑発を受けても、それに応じないのは強さである。緊張関係にあるなか、平和を構築するためにそうするなら、そうしようとするなら、英雄といっていい。

世界一の強国が、歴史的に目の前のタンコブでありつづけた、しかも、弱小国にみずから出向いて握手しようとする。しかも、家族同伴で出向いている。アメリカサイドとしては、そのようにして、共産主義国家キューバの民主化をすすめていこうというハラらしい。たいした度胸である。一時期、ノーベル平和賞を返したほうがいいのではと思っていたが、オバマは返上する必要はなさそうだ。

アベ首相の先輩小泉元首相は、度胸の点で、オバマの先輩だ。オバマは、KOIZUMIに見倣ったのかもしれない。北朝鮮にみずから出向いたのは、ヤクザを祖父にもつ人物だからできたのであろうか。

アベ首相も、オバマに、そして、自分をなにかと応援推挙してくれた小泉首相に倣って、北朝鮮にみずから出向いて 「安心しなよ、なんにもワルイことしないからさ」となだめて、説得を試みるくらいのハラでいて欲しいものだと思う。なんなら、自分が人質になりますと言って、実際に人質になるなら、(よど号ハイジャック事件のとき、人質の身代わりになった山村 新治郎氏のように)いい意味で、歴史に名を残す人物として数えられるにちがいない。

しかし、どうだろう。ハラが弱くて、薬に頼ってなんとかかんとかやってるみたいなのでそれを期待するのはムリなはなしか・・・。

「東京大空襲」の功労者に勲章をプレゼントして大空襲を正当化したのは現首相の大オジで、ノーベル平和章受賞者佐藤栄作?! 
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2015-03-10

山村 新治郎
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9D%91%E6%96%B0%E6%B2%BB%E9%83%8E_(11%E4%BB%A3%E7%9B%AE)

小泉 又次郎
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B3%89%E5%8F%88%E6%AC%A1%E9%83%8E


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