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「大阪維新におばちゃんたちはダマサレよったんか・・、なんだかなあ・・」というわけで、藤山寛美のこと [ドラマ]

大阪のダブル選挙で、大阪は維新に占拠されたっちゅうことやろか。森毅先生いわく、国にだまされへん代表は、大阪のおばちゃんということだったが、だまされたんだかなんだかなあ・・・

故・京大名誉教授森毅いわく 「国民はねえ、だまされへん用意をせなあかん」 
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2015-11-01


たいへんイイカゲンな大阪弁らしきものを記したが、ここのところ、吉本新喜劇・藤山寛美の『十快笑』なるビデオ(VHS)を古書店でみつけ、セットで購入して見ていた。

人情喜劇という分野になるのだろう。涙と笑いの世界を、藤山寛美が、嫁いびりのシュート、大店のぼんぼん、土地を領有する殿様、下積み作業員などを演じわけて作っていく。

現役時代(つまり、存命中)も、テレビで見てはいるが、あらためて、達者な役者だったんだなあと感じ入った。とにかく、登場しただけで花が咲く。そこに居るだけで、たしかにアル。寛美の役者としての存在感はすばらしい。舞台を撮影したものを観ると、ときにシラケたりするものだが、すっとひき込まれている自分に気づく。おまけに、なみだなんぞもでている。感情的に巻き込まれているということだ。

浄瑠璃・文楽の世界で肝心なのは〈 『情』でんなあ〉ということなので、大阪の伝統をたしかにうけつぐ世界であったのかもしれない。今、藤山寛美の遺産をひきつぐ舞台はあるのだろうか・・・。

維新に占拠された大阪から 『情』 の絶えんことを・・。

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近松門左衛門の呪い?「橋本(徹)劇場 閉幕へ」
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2015-05-18


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