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『八重の桜』の新島八重は幕末のジャンヌダルク? [ニュース・世相]

地デジ放送が始まって、「これ幸い」とテレビとは縁を切った。

実は、テレビがきらいなのではなく、好きでコマルほどなのである。

テレビがあると、どうしても見てしまう。見ると、本を読む時間を奪われる。

それで、自衛手段として、テレビとは縁を切ったわけなのだ。おかげで、たしかに、以前に倍して本を読めるようになったが・・・。


そういうわけで、NHK大河ドラマに、誰が登場しようが何が取り扱われようが、関係ない。すくなくとも、関係ないフリをしていられるようになった。

ただいま放映中の『八重の桜』については、そういうことで、新聞等で知ることとなった。


最近、『八重の桜』関連本の広告に、「幕末のジャンヌダルク」などと書かれていた。

思わず、「時代」のにおいを、嗅ぎつけたように、思った。

これも、一種の右傾化傾向を示す、あるいは、さらなる右傾化を促す「時代精神」を醸成するモノにちがいないと、感じた。

刀を腰に差し、鉄砲を構える八重の姿から連想するのは・・・

http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/about/introduction.html

「男女共同参画社会」の実現を盾に、女性・自衛官を集めようとの企てにNHKは加担してのことか・・、など想像をたくましくさせるものがある。

直接、戦地に出向くには至らぬまでも、「銃後の妻」予備軍としての心理的備えをさせるつもりか、など思ったりもする。

原作が、特別あるのかと思ったが、「八重の桜」という著作はナイようである。いろいろな資料にあたって、シナリオを作成したのであろう。

昨日、更新した保坂正康も、新島八重のことを書いている。保坂は、どのような視点で、どのように八重を評価し、記述しているのだろうか。興味あるところである。


最近、これも感じることであるが、自衛隊とアメリカ軍との共同演習が行われた(る)という報道を耳にすることが以前より多いような気がする。自分はNHKラジオしか聞いていないので、NHKでの放送であることはマチガイない。

どうも、政府は、NHKに干渉しているのではないかと感じる。実際はどうか知らない。たまたま、そのような事実があり、それを単に報道しているだけなのかもしらない。

しかし、これまで、(特に、安倍晋三が、自民党・森政権で副官房長官のとき)、そのような、メディアへの圧力を加えた話があるのは確かなようである。(以下、URLは、ジャーナリスト坂本 衛のサイト)

http://www.aa.alpha-net.ne.jp/mamos/tv/nhk2.html


「時代」を醸成する役割を放送メディアが担い、そうして時代の渦がつくられ、メイルストロムのような大渦になり、気がついた時には、逃げ出すことができなくなる。

http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2006-04-23


「時代」を象徴するバケモノ(大渦)を「運命」と呼ぶなら、

「運命は、従う者を潮にのせ、逆らう者を曳いてゆく」


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