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ホッテントットの秘密 [言葉*ことば*コトバ]

黒柳徹子と言えば「トットちゃん」。

トットちゃんと来れば、次の話題はホッテントットしかない・・

というわけで・・、これまた舌(ベロ)のハナシ。

最近読んだ本に、「英語にあきたら多言語を!」があり、そこで著者(トニー・ラズロ)は「吸着音」を、その発音にもつ言語に挑戦している。ただし、たいへん苦労している。

当方はじめて「吸着音」という言葉を知った。しらべると、舌打ちをするようにして発音するのだという。

「どこの国・民族が吸着音をつかうのか」と調べたら「コイコイ人」だという。

そのコイコイ人の別称(蔑称)が、「ホッテントット」なのだそうだ。

そもそも「ホッテントット」という言葉自体「“吸着音”でわけのわからない言葉を話す者」という意味、だ、そうである。(ウィキペディア「南アフリカ」の項目から)

最近、舌がながくレロレロ・レロレロよだれを溜めつつしゃべる人がふえて気味わるく思っていたところ、どうもそれは「低舌位」というのと関係があるらしく、口腔内での舌の位置が本来あるべきところから下がってしまって、それは口呼吸や睡眠時無呼吸症とも関係があるらしい・・。

トニー・ラズロが、レロレロの低舌位かどうかは知らない。が、そのような人たちは舌うちが苦手なのではなかろうか。吸着音をもつ言語の習得はむずかしいにちがいない。

「岩下志麻の秘密」(https://bookend.blog.ss-blog.jp/2012-04-29)で取り上げた舌の第3の機能が有効であるためには、本来の位置(上の歯の裏に舌先がきて、舌の背が上あごにほぼ付いている状態)に舌が口腔内である必要がある。


その点で、吸着音を発することのできる言語・民族の人たちは、舌の第3機能をより高次元に発揮し、モアイのような、岩下志麻のような「上向きの顔」で、ハイ・パフォーマンスな姿勢・体形となっているはずと思われる・・・

しかし、ホッテントットの有名なあの大きな尻と吸着音を巧みに発する舌、そしてハイ・パフォーマンスとはどのように関係するのだろうか?

***********

実際に吸着音を発音するのを見ることができる。

YOUTUBE;世界でも珍しい発音を持つ「コイサン語族」

http://www.youtube.com/watch?v=2h8hwaS1Dig

トニー・ラズロ氏が語る トニー流 幸せを栽培する方法

http://www.youtube.com/watch?v=IaPh65ES1dg&feature=related


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