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カジノに開国を迫られている?法制化の動き? [ニュース・世相]

日経新聞(4・20)に〈米カジノ大手日本進出意欲〉と見出し、記事、そして、MGMリゾートインターCEOの顔写真が出ている。

ちいさな囲み記事で、いかにも、バクチの元締めに関する記事にふさわしい。カジノとは、つまり、ていのいい賭博場のこと。であれば、日本の法律では取り締まりの対象で、大っぴらにはできないはず。

しかし、記事によると「(カジノ解禁に向けた)法制化の動き」があるようなのである。副見出しにも「法制化の動き見守る」と、ある。

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カジノや国際会議場、劇場などで構成する統合型リゾート運営大手の米MGMリゾートインターCEOのジェームズ・J・マレンCEOは19日、日本経済新聞の取材に応じ、「(カジノ解禁に向けた)日本の法制化の動きを見守っている。実現すれば、大変なチャンス」と日本進出に意欲を示した。

マレンCEOは「日本は鉄道や空港などの交通網、教育を受けた人材、自然環境など統合型リゾートが成功する環境が整っている」と指摘。日本に進出する際には「不動産開発やホスピタリティー、エンターテインメントなどの分野で適切な日本のパートナーと組み、当社の資本を入れて事業に取り組みたい」と話した。今後、日本企業と交渉に入る。カジノ解禁が犯罪増加につながるといった見方には「経済活性化や雇用創出といったメリットのほうが大きい」と強調。「会議なども誘致し世界の人が日本に訪れるユニークな場を提供したい」と語った。(4・20・11面)

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TPPどころではない。カジノまで、日本に開国を迫っている。

マレンCEOのこれからの動きを予想すると・・・

カジノに前向きな石原慎太郎をとおして橋下大阪市長にすりより、貴乃花相撲協会理事の助けを得て、吉本興業と手を組む。そして、華々しいオープニングセレモニーの司会は、これはもう、アノ島田紳助・・・。

以上は、ジョウダンだが、(実は、ほんとにそうなるかもという思いも少なからずアル。以下のURLは当該ブログ過去記事だが、その根拠となるモノ)

本日、TPPに関する「謹啓 内閣総理大臣 野田佳彦様」という意見広告が出た。(同じく日経18面)

本人に手紙で出せばいいものを、新聞で日本全国に知らしめ、要するに言いたいことは「ドジョウよ泥(土壌)から出てこい!くやしかったら出てきて答えやがれ!」というのを、敬語を使って穏当な体裁を整えた、まあスゴイといえばスゴイ手法の宣伝がなされていた。「ちゃんと答えないかぎりTPPなんぞ許さん!」というオドシのようでもある。

結局、どんな場合もおおむねそうであるように思うのだが、正論を声高に主張するAサイドもBサイドも、実は自分に利益を誘導しようとすることを考慮しただけの、煎じつめればズルイものでしかなかったりする。だから、正論には、ある意味、警戒が必要である。だいいち、どこまでいっても、主張の根拠となるほとんどの部分が“人間の都合”である。本当に地球のことを、地球の将来のことを考えてモノを言っているのだろうか。河川に棲むわかさぎ、あゆ、かえる、そしてドジョウのことを考えてもの言ってますかと問いたい。セシウム汚染は河川にすむ生き物の方をより汚染しているもようだ。土壌もドジョウも汚染されて、食えるはずのものも食えない状態になっているというのに・・・で、ある。

相撲協会の賭博汚染と財政再建
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2010-06-22

雇用偽装等による経済成長
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2007-02-23


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