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中国人のケンカの仕方 [ニュース・世相]

中国人の喧嘩の仕方について以前読んだことがある。残念ながら出典を忘れてしまったのでお伝えできない。それによると・・・

中国人は、喧嘩の際、できるだけ声をはり上げるのだそうである。そうして、自分の主張を声をかぎりに叫ぶのだそうである。

ソノヨウニして互いにヤリアウ。

そうすると、まわりに野次馬ができ、野次馬連中が喧嘩するふたりのそれぞれの肩を持つようになり、多数を味方につけた方が喧嘩で勝ちを納めるということになるのだそうである。

きっと、ディベートは、日本人より中国人の方が本質的に得意なことであろう。ハーバードのサンデル教授の「白熱教室」が東大安田講堂で開かれ、その模様が放映されたが、教授は、日本人はシャイであると友人から聞かされ教室が白熱するものかどうか心配していたもようである。実際、登壇するときの教授の顔には(ほかにもその要素はあったと思うが)ありありと不安が現れていた。教授が、中国で、「白熱教室」を開くことを考えるならもっとずっと樂であったにちがいない。


今回の「日本領海侵犯当て逃げ事件?」に関する中国政府側の対応をみていると、やはり中国政府は、ソノヨウナ、日本とは異なる「シャイでない」中国人の政府なのだなと思う。

ディベートで思い出したが、オウム事件のとき、大活躍した「アア言えば上祐」とさえ言われた御仁のオウム真理教擁護の際のやり方に中国政府は似ているようにも思える。

国際社会のなかで、これから、今回のように、中華風のやり方を、世界中で吹きまわしていく塩梅なのであろうか。なにか様子をみていると、アヘン戦争以来の欧米列強(そして、日本)の抑圧と搾取をここにきて取り返そうというつもりであるように見えなくもない。しかし、それで本当に、野次馬(諸外国)を自分の味方につけることができると思っているのであろうか・・・


話しは変わる・・・

先日、スーパーで試食している中国人女性をみかけた。ふたりでやってきて惣菜売り場の試食用の食材を食べていた。ケースを開けると、爪楊枝で二三個立てつづけに口に放り込み、頬張ったままなにやら批評をしているようであった。その態度がいかにも自然で、コレが中国人のふるまいのきわめてフツウのことなのだろうナと感じさせられるものであった。しかし、率直なところ、受けた印象は"下品”といえるものだった。

日本にだって、上品な人もいれば下品な人もいる。ある個人を見て、その国の民度を測るというのはオロカなことではある。それでも、日本人であれば、きっと、周囲の目というものをある程度意識しつつ、それが本来自由で権利のあることでも抑制的にふるまうものである。食べたいと思ったとしても試食ケースに手を伸ばさない人もいるのではないだろうか。すくなくともこれまではそうであったろう。それではいけないという風潮になってきて、最近は変わりつつあるようである。日本人は、これからそのような点では中華風を評価しないといけないのかもしれない。

それでも、個人的には、やはり上品でありたいなと(なんであれ行き過ぎはいけないが)当方は思うのであるが・・・
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