ママからの９億円、ドコからの４億円？ [ニュース・社会]
鳩山首相の、ママからの9億円に続いて、今度は小沢事務所に入ったドコからかの4億円のことで世間が揺れている。
鳩山さんは、「秘書を信頼して任せていたので・・」という理由で言い逃れたつもりになっている。
聞いていて、ソラゾラしい。自民党の（自殺した）松岡農相を追及していた頃の民主党の面々の顔が思い浮かぶ。
政治資金規正「法に触れた」かに思える事件を追及している時に、追求する者として「ウチは大丈夫だろうか」と自問するのがフツウだろうと思う。我が身をまず顧みて発言するのが自然だろうと思う。
実際に厳しく追及したのであるから、「ウチは大丈夫です」と、信頼する秘書たちから答えがあってのことであったろうと思う。
実際に、そのようであり、そうであったなら、このたびのように「信頼していた」秘書たちの「法に触れる」ふるまいが明るみに出たなら、「秘書にまかせていたのでわかりませんでした」では到底スマナイはずだ。
サムライの時代であったならトノサマ自らお手打ちにするところだろうと思う。怒り心頭に達してそうするだろうと思う。ところが、まるで他人事のように・能面のような顔をして「秘書にすべて任せていたので・・・」などとのたまう。
小沢幹事長は「法に触れることはしていない」と言う。であれば、法に触れていないことを釈明することができるハズである。マスコミ等が指摘し、公けの関心となっている点について、事実関係を明らかにして「法に触れ」ていないことを公けに示すべきである。
子飼いの石川議員が逮捕され、先に逮捕されていた秘書の大久保氏が再び逮捕された。在宅起訴ではなく逮捕されたひとつの理由として考えられるのは、小沢氏本人が事情聴取を拒んでいることがあるからであるという（テレビ朝日：報道ステーション）。
もう一つの理由としてあげられていたのは石川議員の精神が不安定で自殺の可能性も考慮されてのことであるようにも言われていた。（テレビ朝日：報道ステーション）。
単なる、証拠隠滅防止のためだけではない。
ふたりとも、自分の元秘書である。盾になってやるのが“親”分の務めではないかと思う。
小沢幹事長は、オヤジ（田中角栄）の政治生命を絶った検察と対決姿勢でいるという話をよく聴く。
田中角栄はロッキードから（丸紅を通して渡った）５億円の収賄で政治生命を奪われたが、セガレの小沢はドコからかの４億円で政治生命を絶たれそうなアンバイである。
今日は民主党の大会ということで、民主党議員らのコメントがテレビ報道されていたが、検察への対決姿勢丸出しのコメントもあった。検察・司法に対決する以前に、マスコミに書かれている点においてだけでも、誠実にマスコミを通して釈明会見することができるはずであるし、これまでも出来たはずである。政党としても、個人としても、そのような釈明の機会をもつことのできる有利な立場に（一般庶民より）いるわけであるからナオサラそのような誠実な姿勢を示してしかるべきであるように思う。
（ところが、本日の党大会の幹事長挨拶に先立って報道陣は退席させられたという。）
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100116dde041010016000c.html
いずれにしろ、ザンネンながらこれが現政権の本質的な姿なのであろう。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
小沢氏団体不透明会計：民主党大会、報道陣に退席促す 小沢氏あいさつ前に
小沢一郎幹事長の私設秘書だった衆院議員の石川知裕容疑者（３６）＝北海道１１区＝らが政治資金規正法違反容疑で逮捕され、激震の中始まった１６日の民主党大会。党側が幹事長あいさつの前に報道陣に退席を求めたため、会場は一時混乱。意気上がるはずの大会は波乱の幕開けとなった。【篠原成行、前谷宏、小泉大士】
午後１時からの本会議に先立って行われた午前中の地方代議員会議には、都道府県連幹部ら約１００人が集まった。民主党はこれまで、党主催のほとんどの行事で取材を規制することはなかったが、この日は党関係者が会場内を巡回しながら「地方議員への取材はやめてください」などと報道陣を制した。
小沢氏は開始予定を１０分ほど過ぎた午前１０時５５分ごろに会場入り。参加者から拍手で迎えられると、笑顔で一礼して会場正面に設けられた党幹部席の中央に腰をおろした。
司会進行役の奥村展三総務委員長が「それでは地方代議員会議を開催します」と宣言したが、小沢氏のあいさつが始まらないうちに「マスコミの方は退席してください」と求めたため、報道陣から「幹事長のあいさつがあるだろう」などと抗議する声が上がった。押し問答は数分続いたが、党関係者が会場後方の取材スペースに歩み寄り退席を促し、報道陣は午前１１時過ぎに全員外に出された。
参加者は一様に厳しい表情を浮かべながら会場入りした。佐賀県連の園田泰郎代表代行は「まさか逮捕にまで発展するとは。小沢幹事長の報告を聞かないと何とも言えないが、地元は混乱している」と話した。
山形県連の木村政信幹事長は「小沢幹事長は好き嫌いが分かれるから、辞任を要求する声も出るだろう。小沢体制で参院選が戦えるのかどうか本人が判断すべきだ」。滋賀県連の谷康彦副代表は「参院選を控えて、選挙に強い小沢幹事長の存在は重要。『法に触れていない』と言っているのだから、説明すればいい」と、参院選を見据えて進退を決断すべきだとの見解を示した。
会議は報道陣退席後に再開されたが、小沢幹事長は退席。報道陣の問い掛けに無言のまま会場を後にした。会議は約１時間で終了。ほとんどが「ノーコメント」を繰り返して、足早に会場を去る中、ある参加者は「小沢幹事長は会議の冒頭『心配をかけて申し訳ない。党大会でおわびと決意を述べたい』と話した。辞任を求める声はなかった」と明かした。
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石川衆院議員：東京地検が逮捕…小沢氏の元私設秘書も
毎日新聞 2010年1月16日 東京夕刊
鳩山さんは、「秘書を信頼して任せていたので・・」という理由で言い逃れたつもりになっている。
聞いていて、ソラゾラしい。自民党の（自殺した）松岡農相を追及していた頃の民主党の面々の顔が思い浮かぶ。
政治資金規正「法に触れた」かに思える事件を追及している時に、追求する者として「ウチは大丈夫だろうか」と自問するのがフツウだろうと思う。我が身をまず顧みて発言するのが自然だろうと思う。
実際に厳しく追及したのであるから、「ウチは大丈夫です」と、信頼する秘書たちから答えがあってのことであったろうと思う。
実際に、そのようであり、そうであったなら、このたびのように「信頼していた」秘書たちの「法に触れる」ふるまいが明るみに出たなら、「秘書にまかせていたのでわかりませんでした」では到底スマナイはずだ。
サムライの時代であったならトノサマ自らお手打ちにするところだろうと思う。怒り心頭に達してそうするだろうと思う。ところが、まるで他人事のように・能面のような顔をして「秘書にすべて任せていたので・・・」などとのたまう。
小沢幹事長は「法に触れることはしていない」と言う。であれば、法に触れていないことを釈明することができるハズである。マスコミ等が指摘し、公けの関心となっている点について、事実関係を明らかにして「法に触れ」ていないことを公けに示すべきである。
子飼いの石川議員が逮捕され、先に逮捕されていた秘書の大久保氏が再び逮捕された。在宅起訴ではなく逮捕されたひとつの理由として考えられるのは、小沢氏本人が事情聴取を拒んでいることがあるからであるという（テレビ朝日：報道ステーション）。
もう一つの理由としてあげられていたのは石川議員の精神が不安定で自殺の可能性も考慮されてのことであるようにも言われていた。（テレビ朝日：報道ステーション）。
単なる、証拠隠滅防止のためだけではない。
ふたりとも、自分の元秘書である。盾になってやるのが“親”分の務めではないかと思う。
小沢幹事長は、オヤジ（田中角栄）の政治生命を絶った検察と対決姿勢でいるという話をよく聴く。
田中角栄はロッキードから（丸紅を通して渡った）５億円の収賄で政治生命を奪われたが、セガレの小沢はドコからかの４億円で政治生命を絶たれそうなアンバイである。
今日は民主党の大会ということで、民主党議員らのコメントがテレビ報道されていたが、検察への対決姿勢丸出しのコメントもあった。検察・司法に対決する以前に、マスコミに書かれている点においてだけでも、誠実にマスコミを通して釈明会見することができるはずであるし、これまでも出来たはずである。政党としても、個人としても、そのような釈明の機会をもつことのできる有利な立場に（一般庶民より）いるわけであるからナオサラそのような誠実な姿勢を示してしかるべきであるように思う。
（ところが、本日の党大会の幹事長挨拶に先立って報道陣は退席させられたという。）
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100116dde041010016000c.html
いずれにしろ、ザンネンながらこれが現政権の本質的な姿なのであろう。
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小沢氏団体不透明会計：民主党大会、報道陣に退席促す 小沢氏あいさつ前に
小沢一郎幹事長の私設秘書だった衆院議員の石川知裕容疑者（３６）＝北海道１１区＝らが政治資金規正法違反容疑で逮捕され、激震の中始まった１６日の民主党大会。党側が幹事長あいさつの前に報道陣に退席を求めたため、会場は一時混乱。意気上がるはずの大会は波乱の幕開けとなった。【篠原成行、前谷宏、小泉大士】
午後１時からの本会議に先立って行われた午前中の地方代議員会議には、都道府県連幹部ら約１００人が集まった。民主党はこれまで、党主催のほとんどの行事で取材を規制することはなかったが、この日は党関係者が会場内を巡回しながら「地方議員への取材はやめてください」などと報道陣を制した。
小沢氏は開始予定を１０分ほど過ぎた午前１０時５５分ごろに会場入り。参加者から拍手で迎えられると、笑顔で一礼して会場正面に設けられた党幹部席の中央に腰をおろした。
司会進行役の奥村展三総務委員長が「それでは地方代議員会議を開催します」と宣言したが、小沢氏のあいさつが始まらないうちに「マスコミの方は退席してください」と求めたため、報道陣から「幹事長のあいさつがあるだろう」などと抗議する声が上がった。押し問答は数分続いたが、党関係者が会場後方の取材スペースに歩み寄り退席を促し、報道陣は午前１１時過ぎに全員外に出された。
参加者は一様に厳しい表情を浮かべながら会場入りした。佐賀県連の園田泰郎代表代行は「まさか逮捕にまで発展するとは。小沢幹事長の報告を聞かないと何とも言えないが、地元は混乱している」と話した。
山形県連の木村政信幹事長は「小沢幹事長は好き嫌いが分かれるから、辞任を要求する声も出るだろう。小沢体制で参院選が戦えるのかどうか本人が判断すべきだ」。滋賀県連の谷康彦副代表は「参院選を控えて、選挙に強い小沢幹事長の存在は重要。『法に触れていない』と言っているのだから、説明すればいい」と、参院選を見据えて進退を決断すべきだとの見解を示した。
会議は報道陣退席後に再開されたが、小沢幹事長は退席。報道陣の問い掛けに無言のまま会場を後にした。会議は約１時間で終了。ほとんどが「ノーコメント」を繰り返して、足早に会場を去る中、ある参加者は「小沢幹事長は会議の冒頭『心配をかけて申し訳ない。党大会でおわびと決意を述べたい』と話した。辞任を求める声はなかった」と明かした。
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毎日新聞 2010年1月16日 東京夕刊