心臓が・・・
食後、左胸がどーんと苦しくなる。左肩甲骨下部にもにぶい痛みが出る。就寝する際も、食後とおなじ重苦しい感じがして、そこに手を当てずにはいられない。
「洞性徐脈」といわれている。心拍が五十程度しかない。これは若い頃からずっとそうで、登山の標準コースタイムの三分の二から半分くらいで上り下りする自称「神風クライマー」であったので、「スポーツ心臓」と自負していたのだが、このようになると、単なる「心臓肥大」に思えてくる。
数年前から、同じような胸部圧迫感がでることがあるので、狭心症のニトロ製剤を処方してもらった。ただもっているだけで使用することはなかったのだが、今回、はじめて用いてみた。しかし、圧迫感はまったくなくならない。
ということは「狭心症」ではない。
理由がわからないというのは不安を助長する。勝手な憶測を生む。
「そういえば」と思い出した方がいた。徐脈で、ペースメーカーを入れることを医師から勧められてさえいる方だ。
お会いして、尋ねてみたところ、
「仕事を辞めたらなおっちゃった」と言う。
心臓血管センターであらゆる検査をして「異常なし」。いろいろあたって、辿りついた原因は、胃酸過多による胃痛が放散していたことらしいという。会社を辞め、制酸剤を飲んで今は、まったく胸部の圧迫感はなくなったという。
自分の症状を伝えたら、まったくソレだと言う。
どうりで、胃カメラを呑んだ際、医師から、お酒は飲みますかと問われたわけだ。食道と胃の境がタダレテているようなハナシもしていた。
ここしばらく飲んでなかったのだが、正月から、また飲み始めて、少々胃がヤラレテいたようだ。
仕事は辞められないが、酒を休めば治りそうである。
お騒がせしました・・・。
うまい酒の科学 造り方から楽しみ方まで、酒好きなら読まずにはいられない (サイエンス・アイ新書 45)
- 作者: 独立行政法人 酒類総合研究所
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2007/12/15
- メディア: 新書