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サブプライムかなんか知らないけど・・・ [ニュース・社会]

本日毎日新聞のニュース解説にサブプライムローンのことが出ていた。

目に留まったのはアメリカの「住宅バブルの崩壊」といった言葉だ。

低金利の住宅ローンで、金を借りる。住宅の価値:中古住宅の相場は昇り調子なので、仮にローンの支払いに行き詰って入手した住宅を手放さねばならないとしても、高く売れるであろうという期待から、低所得者層がどんどん金を借り入れ、家を建てる。銀行もそれを貸す・・

・・といった動きがパタッと停まってしまったということらしい・・・。

 

最近の原油や金や大豆の相場もそうだが、金目のあるところにドット皆でおしかける。価格がいよいよ高騰する。そのうち、もっと利益になりそうなところが見つかると、またソチラにどっと動いていく。隣人の苦しみなどお構いなしに、利益を求めて動く。ソノヨウニして必要もないのに買い占められた結果、価格は高騰し、困惑・困窮する人々が出る。果ては、そのうち相場が急落して自分の首も絞める。

愚かなはなしだ。

 

バブルというと、「千と千尋の神隠し」を思い出す。アレは見ようによっては、バブル崩壊の映画だ。

あの映画の中で、湯婆の蓄えた金は、みな泥に変化してしまう。無価値なものであることが明瞭になる。

トンネルの向こうの世界から、トンネルのこちらの世界に、千尋が確かに持ち帰ったものは、魔法使いの銭婆が、魔法を使うことなく、時間をかけて、糸をつむぎ、編んで作った千尋へのお守りとして渡した髪留めだけだ。

映画のラストシーンで、千尋がトンネルから出て後ろを振り向くときに、キラっと光っていた。

宮崎駿さんも、その点を強調したかったのだろう。

 

本当に残るもの:永続するものを追い求めたいものだ。

千と千尋の神隠し (通常版)

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