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宮崎駿と村上春樹と「しずちゃん」 [アート・美術関連]

遅れ馳せながら『千と千尋の神隠し』を見た。

「モモ」を読む―シュタイナーの世界観を地下水として ミヒャエル・エンデの作品世界の母胎はシュタイナーである。しかし、芸術性の高い作品にふさわしく、ソレは“生のカタチ”では出ていないというようなことを子安美知子さんが書いている。

宮崎駿の世界はC・G・ユングの匂いがたいへん濃厚に思える。意図的にユングの思想を自分の作品として仕立てたかどうかは分からないが、意識することなくソノヨウナ作品が成立したようにも思える。意識的に作られた世界であるならばたぶんに陳腐で訴えるものとはならないはずだからだ。

宮崎駿は、無意識の世界に出入りすることのできる映像作家にちがいない。

村上春樹がやはりオナジような小説を書いていると聞く。夜の学校の長い廊下の先が別の世界に通じていて、そこの住人とヤリトリするというような話しがあると・・・聞く。

 

そういえば、NHKのスタジオパークに「しずちゃん」“とかいう”タレントが出ていて(当方あまりテレビを見ませんので有名人を識別できないのであります)、描いた絵を見せていた。

その絵には・・・

廊下の奥に扉があるのだが、ソコに入れないで、扉のずっと手前にうずくまっている「しずちゃん」らしきうしろ姿の女性がいて、廊下の壁面には扉の向こうに行けないことを示す一方通行の矢印が複数(左壁にはゴー、右壁にはバック)描いてあるというものだ。

アクリル画にはじめて挑戦したという作品(けっこう大きい)も見せていたが、なかなかどうしてうまいものであった。

これはジョウダンだが、「しずちゃん」はカラダがデカクて、入ることを「扉」に拒まれているのかもしれない。

仮に、アチラに入って、戻ってきたなら、ジミー大西や鶴太郎以上の、エライ作品を描くようになる“カモ”しれない。

 

#ウィキペディアを調べましたら『南海キャンディーズ』というのですね。しずちゃんは。千と千尋の神隠し (通常版) 紅の豚 風の谷のナウシカ 人間は何を食べてきたか 第1巻


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